ハースストーンの開発チームが、RedditにAMA(Ask Me Anything)を設けて、コミュニティの様々な質問に広く応じました。
回答者は、開発陣のマイク・ドネ氏、ディーン・アヤラ氏、ジョバンニ・スカルパーティ氏、ベン・トンプソン氏の4名です。
そこで回答された内容を、回答者ごとに分別して掲載します。
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<目次>
能力の各メカニクスのサポートが一年単位ではなく一つの拡張セットだけに限定されている理由は?
オート・スケルチ(Emoteの自動ミュート)はなぜ実装されない?
クエスト呪文、レジェンド武器、ヒーローカードの追加の予定は?
ランクを高めること以外にすることがなくなったベテラン勢に対する措置は?
「スタンダード」から退場する「マンモス年」のアドベンチャーの処遇は?
コミュニケーションを拡大するという誓約は本当に実現されるのか?
ヒーロー・スキンと裏面デザイン以外の装飾要素の追加は検討していないか?
3つの新拡張セットはそれぞれ互いにどのような関係性を持っているのか?
「ノズドルム」が私のような運動性機能障害者へ苦痛を与えているリスクに対する考え方は?
ヴォルカノサウルスや狐のマリンのようなプロモーション・カードが、次の新拡張セットのリリース一週間前に配布されます。
リリース前に、それを実際にデッキへ組み入れて使用することもできます。
このAMAの回答を通して、ちょっとした「ネタバレ」がいくつか暗に示されました。
次の拡張セットの新しいキーワード能力は、「2つ = Two」「双子 = Twins」「2倍賭け = Double Down」「呪文 = Spell」などといった単語と、遠からず関連がある模様です。
キーワード能力とは、雄叫びや血祭などのように、特定の効果が一言のキーワードで表現されている能力のことです。
また、「Sludge Slurper」というマーロック・ミニオンが、近い将来の拡張セットで登場するようです。
2019年3月の時点においてはWarcraftの世界に存在していないキャラクターであり、名前は「ヘドロ」と「音を立てて食べる者」の組み合わせとなっています。
「ドラゴン年」においては、マイエヴ・シャドウソングやルナーラのような、「スタンダード」の開幕プロモーション用のヒーローは用意されません。
「ドラゴン年」の開幕後には、ヒーロー・スキンが登場することが示唆されており、「Shocked」という単語と何か関連があるキャラクターがその1体である模様です。
「女ウォリアーのヒーローの登場」についても意味深に賛同されています。
次のアドベンチャー・モードの報酬カードである「ゴールデン版のZayle, Shadow Cloak」については、作成も還元も不可能であり、カードパックにも封入されないことが明らかになりました。
報酬ではない(ゴールデン版ではない)通常版の「Zayle」は、普通に作成および還元が可能となります。
また、「Zayle」はコレクション・モードから作成できるデッキ・レシピではなく、拡張セットのテーマに沿った5種類のデッキをランダムに提供するとのことです。
なお、退場する「マンモス年」のアドベンチャーは、プレイされた経験があるならばゲーム内に残り、未プレイならばオンライン・ストアから無料で入手できるようになります。
闘技場に関する返答は、そのほとんどが新情報なのですが、中でも重要であると思われる事項を以下にまとめます。
- 発見能力などによってランダムに生成されるカードは、「スタンダード」でも「ワイルド」でもなく、闘技場のフォーマットに属するセットのカードになる。
例えば今年4月からの環境では、「基本」「クラシック」「ナクスラーマス」「旧神」「ガジェッツァン」「ウィッチウッド」「新拡張」のカードだけが、試合中でランダムに生成される。 - 強度の問題でドラフトから排除されていた過去セットのカード(無貌の召喚師など)は全て復活し、ドラフトで登場するようになる。
クトゥーン関連は排除されたまま。 - 闘技場の次期フォーマット(ドラフトに登場するカードセット)の構成は、その開幕日の2~4週間前にアナウンスされる予定。
- まだ正式に決められた訳ではないが、闘技場の2か月ごとの切り替えに伴って、公式ランキングの掲載は「2か月間に30回以上トライ」の達成者を対象とすることが検討されている。
それが実施されると、ランク付けの猶予期間が1か月間から倍増され、掲載も2か月に一度になることを意味する。 - 闘技場のフォーマットが切り替わる時点で、完走していないデッキは自動的にリタイア扱いとなり、報酬が確定されて闘技場チケットが1枚配布される。
最後の項目について補足すると、フォーマットの切り替え直前に闘技場で2敗となるまでプレイしておけば、勝利数に相応する報酬を実質無料で獲得できることになります。
語気から判断するに、ゲーム内の報酬制度の改革が近い将来に起こりそうです。
継続的または定期的なプレイの繰り返しを奨励するようなシステムや、どのゲーム・モードでプレイを続けていても見返りを実感できるような報酬の統合システムを、少なくとも1種類は実装する可能性があると述べられています。
今年度に新しいゲーム・モードや対戦フォーマットが搭載される可能性は、極めて低いと感じられます。
一方で、ユニークな方法でメタ環境を揺るがすようなイベントが、ゲーム内で開催される予定です。
また、今後の酒場の喧嘩やゲーム内イベントを、拡張セットのストーリーとリンクさせることも計画されています。
<目次>
能力の各メカニクスのサポートが一年単位ではなく一つの拡張セットだけに限定されている理由は?
オート・スケルチ(Emoteの自動ミュート)はなぜ実装されない?
クエスト呪文、レジェンド武器、ヒーローカードの追加の予定は?
ランクを高めること以外にすることがなくなったベテラン勢に対する措置は?
「スタンダード」から退場する「マンモス年」のアドベンチャーの処遇は?
コミュニケーションを拡大するという誓約は本当に実現されるのか?
ヒーロー・スキンと裏面デザイン以外の装飾要素の追加は検討していないか?
3つの新拡張セットはそれぞれ互いにどのような関係性を持っているのか?
「ノズドルム」が私のような運動性機能障害者へ苦痛を与えているリスクに対する考え方は?