第1シーズン「厄災のマリグナント」
(Season of the Malignant)
(Season of the Malignant)
第1シーズンの期間
- 開幕日は7月21日金曜日の午前2時(日本時間)。全世界同時開幕となる。
3ヶ月後の10月中旬~下旬頃には第1シーズンが終了し、それからただちに第2シーズンが開幕する。 - 第1シーズンの終了後に、シーズン・モードのキャラクターは通常モードのEternal Realmへ移送される。レベルや各種能力、所持品や名声なども引き継ぐ。
その後に、そのキャラで第2シーズンをプレイすることはできない。
マリグナントの心臓 (Malignant Heart)
- D4の各シーズンはそれぞれ、固有のメカニクスを提供してゲームプレイに追加の要素をもたらす。
第1シーズンのメカニクスは「マリグナントの心臓」であり、そのメカニクスの特徴を一言で表すと「宝石の強化版」。 - 「マリグナント」の称号 (Affix) を持つエリートの敵が「マリグナントの心臓」をドロップする。
第1シーズンでは全てのエリート・モンスターが「マリグナント」の称号を備え得る。 - ドロップした「マリグナントの心臓」に対してインタラクトし、「Cage of Binding」と呼ばれる儀式(第1シーズンの初期にコーモンドから伝授される)を始めると、倒したそのエリートの強化版が登場する。
その強化版を倒すと、マリグナントのパワーを全て吸収し尽くした「Caged Heart」がドロップする。 - 回収した「Caged Heart」は宝石 (Gem) と同様の働きをする。すなわち、ソケットを持つ装備品にはめて能力を追加する。
それぞれの「Caged Heart」の能力は宝石よりもはるかに強力であり、各クラスのプレイスタイルやビルドを革新させるほどになる。
全32種類。 - 「Caged Heart」は「Infested ソケット」を持つ装備品だけにはめ込むことができる。
「Infested ソケット」を持つ装備品はアミュレットと指輪だけ。すなわち、最大3つまでしか利用できない。 - 「Infested ソケット」には3種類の色がある。
「Caged Heart」の方にも色が設定されており、それに適合した色の「Infested ソケット」だけに利用できる。 - どの色の「Infested ソケット」に対してもはめ込める、レアな「Wrathful Caged Heart」も存在する。
より一層に強力なバージョンの「Caged Heart」であり、入手頻度も相当に低い。 - 第1シーズンにおけるアミュレットと指輪は、ソケットを備える場合にはその全てが「Infested ソケット」になる。
色はランダムに定められる。 - レベルやワールド・ティアが上昇すると、「マリグナント」のエリート・モンスターが強化され、それに比例してドロップする「Caged Heart」の効果も強力になる。
高難度へ挑むには、より強い「Caged Heart」の力も欠かせなくなる。 - 宝石と異なり、装備品にはめ込んだ「Caged Heart」は取り出せない。
新しい「Caged Heart」に置き換えることも可能だが、その際には既存の「Caged Heart」は破壊される。 - ナイトメアの紋章と同様に、不要な「Caged Heart」は分解して素材に変換できる。
その素材から作成できるアイテムの一つは「Invoker」であり、後述する「マリグナントのトンネル」で使用することによって、特定の色の「Caged Heart」を産出できる。
マリグナントのトンネル (Malignant Tunnel)
- 第1シーズンでは、世界のいたる所に「マリグナントのトンネル」と呼ばれる新種のダンジョンが出現する。
その最大の特徴はマリグナント・モンスターが高確率で出現することであり、「Caged Heart」を量産するためのコンテンツとなる。 - 「マリグナントのトンネル」の終盤にあるマリグナントの発動装置 (Malignant Outgrowth) において、新しい作成アイテムの一つである「Invoker」を消費できる。
そこには複数の色の装置が設置されており、任意の色の装置に対して「Invoker」を使用すると、その色の「Caged Heart」をドロップするマリグナント・モンスターが出現する。
望む色の「Caged Heart」を狙って獲得できるメカニクスとなる。 - 「マリグナントのトンネル」では、新しいボスである、侵されしヴァーシャン (Varshan the Consumed) と遭遇することがある。
このボスに関する詳細な情報は明かされていないが、マリグナントの蔓延の秘密に大きく関与していると目されている。 - 「マリグナントのトンネル」は、マリグナントの腐敗の触媒として機能しているという。
その背景については、シーズンの物語を進める過程で明らかになる。
第1シーズンの補足
- 第1シーズンでは、新しいユニーク・アイテムが6種類、新しいレジェンダリーの化身が7種類追加される。
これらは、シーズンではない通常モードの「Eternal Realm」にも追加される。 - シーズン開幕直前の7月18日(現地時間)に、上記の新アイテムと新化身と共に、ゲームバランスのアップデートが施行される。
ヘルタイド (Helltide) のエリアとナイトメア・ダンジョン (Nightmare Dungeon) の報酬量が増加する調整も入る。
それらも「Eternal Realm」に適用される。 - さらに、シーズン期間の途中にも必要に応じて大小のアップデートが投入されていく予定。
とても大掛かりなバランス調整は、緊急時を除き、シーズン期間の前後に施行される。 - 第1シーズンの終了後に、「マリグナントの心臓」のシステムが通常モードのEternal Realmに適用される予定はない。
よほどの高評価やすべき理由がない限りは、原則的にシーズン固有のメカニクスがD4の根幹部分へ移植されることはない。 - 第1シーズンの祝福には「強力なマリグナントの心臓がドロップする確率を高める」という項目がある。
有効化してレベル1にすると、まずはその確率が5%上昇する。 - 第1シーズンのバトルパスを代表するコスメ報酬は「冷鉄」「目覚し冷鉄」の防具セット(要プレミアムパス=有料)。
マリグナンスに対抗するためだけに製造されたという。 - バトルパスの最初のティア報酬は「基本」と「目覚し」の2種類の「ムスタング」馬。
最後の90番目のティアの報酬は「目覚めし冷鉄」の馬鎧(いずれも要プレミアムパス=有料)。 - ブースト解放バトルパス限定のエモート(感情表現)は「出陣!」。
シーズンに引き継がれる要素
キャンペーンのクリア履歴とスキップ権
- D4で一度でもストーリー・キャンペーンを全てクリアすると、キャラクターの新規作成時にキャンペーンをスキップできるようになる。
その履歴と、スキップする権利はシーズン・モードにも継承される。 - シーズン・モードでプレイしていても、キャンペーンが全てクリアされた状態の世界でなければシーズン固有のストーリーとメカニクスは登場しない。
シーズン・キャラの新規作成時にキャンペーンのスキップを選択し、全クリアの状態の世界で開始すれば、ただちにそれらの新要素を体験できる。 - シーズン・モードでもキャンペーンをプレイできるが、クリアするまではシーズン固有のストーリーとメカニクスは登場しない。
ただ、その間におけるプレイ内容はシーズン・ジャーニーの達成条件にカウントされ、条件が満たされたならば目標が達成される。
恩恵を得ればバトルパスも進められる。 - (※要確認)どうやら、キャンペーンをクリアしていない状態でもシーズン・モードに参加できる模様。
ただし、そこでキャンペーンを全てクリアせねば、シーズン固有のストーリーとメカニクスを体験できないのは前述のとおり。
リリスの祭壇と発見済みエリア
- 名声にカウントされる要素のうち、「リリスの祭壇」と「発見したエリア」の2点についてはアカウント全体で共有されることになった。
この共有はシーズン・モードにも及び、以降の全てのシーズンにおいて「リリスの祭壇」と「発見したエリア」はアンロック状態を継承する。 - これはシーズン・モードだけに限らない。
Eternal Realmにおいても、新規キャラクターは「リリスの祭壇」と「発見したエリア」のアンロック状態を継承する。 - この仕様変更は7月18日(現地時間)より。
仕様が適用されてから、それらをアンロックしたキャラクターで一度ログインすることによって、アカウント全体にアンロック状況が共有される。 - その仕様変更日から数日後の第1シーズン開幕までに、少なくとも一度はアンロック済みのキャラクターでログインしておくことが推奨される。
それをせずに直接シーズン・モードへ参入すると、アンロック状況が反映されないままシーズンを始めることになる。 - 「リリスの祭壇」と「発見したエリア」のアンロック状況の継承は、そのまま各地域の名声 (Renown) にも影響する。
したがって、シーズン・モードも含めて、全ての新規キャラクターはアンロックされた分の名声を最初から獲得することになる。破砕山脈 … 76エリア+28祭壇=名声380+名声280=名声560
乾きの平原 … 51エリア+33祭壇=名声255+名声330=名声585
ハウザー … 56エリア+34祭壇=名声280+名声340=名声620
ケジスタン … 54エリア+31祭壇=名声270+名声310=名声580
スコスグレン … 70エリア+34祭壇=名声350+名声340=名声690 - いずれの地域もレベル2に必要な名声は合計500、レベル3に必要な名声は合計900である。
よって、「リリスの祭壇」と「発見したエリア」を全てアンロックしたアカウントのキャラは、いずれの地域でも最初からレベル2に達しており、スキルとポーション上限がそれぞれ+1(5地域で合計+5)となる。 - もちろん、リリスの祭壇に触れることで得られる、アカウント内の全キャラに対するステータスのボーナスも共有される。
この仕様に変更はなく、シーズン・モードにも継承される。
準備事項と補足
- シーズンの開幕ダッシュへ臨むつもりであれば、シーズンが始まるまでに以下の準備を完了しておくことが推奨される。
✅ストーリー・キャンペーンの全クリア
✅リリスの祭壇の全アンロック
✅全てのエリアの発見
✅仕様変更日にアンロック済みのキャラクターで一度ログイン - 馬やコスメの類も引き継がれる。
ただ、通常モードにおいてアイテムを分解 (Salvage) することによって入手したコスメは、シーズン・モードには引き継がれないと公式に言及されている。 - (※要確認)ウェイポイントに関しては、各地域の首都の5箇所だけは引き継がれると多くのサイトやフォーラムで言及されている。
しかしながら公式の確たる発表はなく、各ウェイポイントのアンロック状況が名声へ反映されるのかも不明。