※2016/08/02 更新
アドベンチャー・モードは、ハースストーンのプレイ・モードの1つです。
プレイヤーではなくコンピューターが対戦相手となる、1人用のプレイ・モードです。
既存のチュートリアルに、高い難易度やゲーム性を加えたような対戦になります。
対人戦を意味するPvP(Player versus Player)の対義語となる、PvE(Player versus Environment)と呼ばれることもあります。
コンピューターは、アドベンチャー・モード専用のヒーローやカードを操ってきます。
コンピューターが操る能力は、プレイヤーが使用できる能力よりも強力で、ステージごとに独特な内容となっています。
プレイヤー側はステージごとに攻略専用のデッキを組んで、パズルを解く感覚でクリアを目指すことになります。
アナログのカードゲームにはない、デジタル・ゲームならではの楽しさを提供するコンテンツです。
スタート画面の「ソロ・アドベンチャー」より、アドベンチャー・モードの各タイトルにアクセスできます。
アドベンチャー・モードは、ハースストーンの拡張要素となるコンテンツで、タイトルごとにテーマが定められます。
原作であるWorld of Warcraftで登場する要素がテーマとして採用されます。
アドベンチャー・モードの第1弾「ナクスラーマスの呪い」は、World of Warcraftで登場した大型ダンジョンのNaxxramasがテーマとなりました。
それぞれのアドベンチャー・モードを構成する舞台、カード、対戦相手のヒーローは、このテーマに沿ったものとなります。
「ナクスラーマスの呪い」では、Naxxramasにいる敵対キャラクターおよびその能力、Naxxramasの内観が採用されました。
World of Warcraftの経験者ならばもちろんのこと、経験のない方でも、高品質な各種の演出によって、テーマとなった舞台へ容易に思いをめぐらせることができます。
アドベンチャー・モードにおける対戦相手のヒーローは、テーマに沿った、World of Warcraftで登場したボス・キャラクターです。
そのボスの固有のカードやヒーローパワーは、オリジナルのボス戦で登場した要素を由来としたユニークな効果を発動します。
アドベンチャー・モードのボスと、その固有カードは、アドベンチャー・モード専用です。
プレイヤーが扱うことはできません。
2016年8月現在にリリースされているアドベンチャー・モードのタイトルは4つです。
2014年7月23日にリリースされた、初のアドベンチャー・モードです。
World of Warcraftの大型ダンジョンのNaxxramasをテーマとしています。
Naxxramasのボスが勢揃いし、Naxxramasのおどろおどろしい雰囲気がそのまま反映されました。
Naxxramasに多数棲息するアンデッド系のキャラクターにふさわしい、断末魔の能力が多く採用されました。
2015年4月3日にリリースされた、アドベンチャー・モードの第2弾です。
World of WarcraftのBlackrock Mountainというゾーンをテーマとしています。
Blackrock Mountainの内部にある複数のダンジョンが、それぞれ1つのアドベンチャー・モードのエリア(区画)となります。
各ダンジョンに存在する火属性のキャラクター、ドワーフ種族、ドラゴン種族などが主役となります。
2015年11月13日にリリースされた、アドベンチャー・モードの第3弾です。
World of WarcraftのExplorer’s Leagueという冒険者ギルドをテーマとしています。
遺跡や秘宝を求めるギルドのメンバーの活動を補佐する、ハースストーンのオリジナルのストーリーが展開されます。
ランダムに提示される3つのカードの1つを選択して手札に入れる、発見という能力が新たに追加されました。
2016年8月12日にリリースされる、アドベンチャー・モードの第4弾です。
World of WarcraftのKarazhanという大型ダンジョンをテーマとしています。
World of Warcraft史上人気No.1のコンテンツであるKarazhanが、とうとうハースストーンに到来しました。
Karazhanに登場した、おなじみのボスたちが勢ぞろいします。
以下のリンク先の投稿より、それぞれのタイトルの詳細情報を参照できます。
それぞれのアドベンチャー・モードは、複数のエリア(区画)で構成されています。
「ナクスラーマスの呪い」は、蜘蛛、疫病、軍隊、人造、フロストワームの巣の5つのエリアで構成されています。
1つのエリアには2~4体のボスがいます。
エリア内の全てのボスを倒すと、そのエリアをクリアしたことになり、その報酬となるカードがプレイヤーのコレクションに加わります。
各アドベンチャー・モードのリリース時には第1エリアのみが開放され、1週間が経過するごとに1つのエリアが順次開放されていきます。
アドベンチャー・モードをプレイするには、エリアの入場権を購入する必要があります。
エリアの入場権の価格は、1つにつき700ゴールドか6.99 USドル(PC版の場合)です。
ゴールドで全てのエリアの入場権を購入できるので、無料プレイのままでもアドベンチャー・モードの全てをプレイすることができます。
実際のお金でエリアの入場権を購入する場合は、割引が適用されるセット販売を利用することができます。
価格は以下のとおりです。
- 残り5エリアの入場権セット
24.99 USドル - 残り4エリアの入場権セット(すでに1つのエリアの入場権を得ている場合)
19.99 USドル - 残り3エリアの入場権セット(すでに2つのエリアの入場権を得ている場合)
14.99 USドル - 残り2エリアの入場権セット(すでに3つのエリアの入場権を得ている場合)
9.99 USドル
なお、エリアの入場権をセットで購入するときに、エリアを選択して購入することはできません。
セット販売では常に、残り全ての未購入のエリア入場権をまとめて購入することになります。
エリアの入場権を1つずつ購入する場合は、各アドベンチャー・モードのタイトルにアクセスし、エリアの選択画面より購入します。
エリアの入場権をセットで購入する場合は、スタート画面からゲーム内のショップにアクセスし、下部の「アドベンチャー」を選択して購入します。
闘技場の入場権とは異なり、アドベンチャー・モードのエリアの入場権は、一度購入すると永続的に有効となります。
ゲーム・オーバーごとに購入が必要となる入場権ではないので、一度購入すれば、好きなときに好きなだけそのエリアを攻略できるようになります。
1つのエリアをクリアすると、そのエリアのヒロイック・モードに挑戦できるようになります。
ヒロイック・モードは、難易度が高い上級者向けのアドベンチャーです。
ボスが発動してくる能力の効果が、通常よりも、理不尽と思えるほどに強くなります。
また、1つのエリアをクリアすると、クラスチャレンジがいくつか開放されます。
クラスチャレンジは、あらかじめ定められたクラスとデッキでボスと戦うアドベンチャーです。
クラスやデッキの特性を把握して戦う必要があります。
クラスチャレンジにはヒロイック・モードはありません。
アドベンチャー・モードでは、プレイヤーが収集して使用できる新カードが報酬として用意されます。
1体のボスを倒したり、1つのエリアをクリアするたびに新カードが報酬として与えられます。
クラスチャレンジをクリアすると、そのクラス専用の新カードが報酬として与えられます。
ヒロイック・モードのボスを全て倒すと、報酬となるCard Backが与えられます。
練習モードは、ハースストーンのプレイ・モードの1つです。
プレイヤーではなくコンピューターが対戦相手となる、1人用のプレイ・モードです。
ここで、初心者がゲーム内容を習得したり、新しいデッキをテストしたりします。
スタート画面の「ソロ・アドベンチャー」より、練習モードへアクセスできます。
コンピューターがプレイするヒーローやカードは、全てプレイヤーが使用できるものです。
クラスごとに定められたデッキが用意されています。
プレイヤーは、任意のクラスのヒーローを対戦相手として指定できます。
練習モードで勝利することでも、倒したクラスのヒーローを使用できるようになります。
クラスのレベルが低い間は、練習モードをプレイするだけでもレベルがすぐに上昇し、使用可能なカードが増えていきます。
練習モードには制限時間がないので、ターンごとにじっくりと考えることができます。
よって、ハースストーンを始めたばかりのプレイヤーは、まず練習モードをプレイしてゲームに慣れることが推奨されています。
練習モードには低難度のノーマルと高難度のエキスパートが用意されています。
ノーマルの練習モードのコンピューターは、基本セットのカードしかプレイせず、思考能力もあまり高くありません。
エキスパートのコンピューターは、基本セット以外のカードも使用し、思考能力も上昇します。
最初はノーマルの難度しか選択できません。
ノーマルのヒーローを全て倒すと、エキスパートを選択できるになります。
練習モードのコンピューターが用いるデッキの内容を、難度ごとに以下に掲載します。
練習モード・ノーマル - デッキ(※クリックで開く)
練習モード・エキスパート - デッキ(※クリックで開く)
- 全てのヒーローを使用できる状態にしないとアドベンチャー・モードはプレイできません。
新しくハースストーンを始める方がアドベンチャー・モードをプレイするには、まず練習モードなどで全てのヒーローを倒す必要があります。 - アドベンチャー・モードのエリアの入場権は、購入したサーバー地域でのみ有効となるので、他の地域のサーバーでプレイするには別途に入場権を購入する必要があります。
アジア地域のプレイ・サーバーで購入した入場権は、アメリカ地域のプレイ・サーバーでは有効になりません。
原則として入場権の払い戻しは認められないため、購入する際はプレイ・サーバーの地域をあらかじめご確認ください。 - 練習モードとアドベンチャー・モードでもクラスの経験値を得ることができます。
ゴールドは得られません。 - 練習モードとアドベンチャー・モードにおける行動は、ほとんどのクエストの達成状況に反映されません。
対戦モードを問わない「完全支配」「見取り稽古」「友達と対戦!」は達成できます。 - 練習モードとアドベンチャー・モードでは、ターンごとの制限時間はありません。
ただし、30分間何もしないでいると、ゲームの仕様によってサーバーからの接続が切断されます。 - 練習モードとアドベンチャー・モードの対戦相手の手札に入るカードは、通常の対人戦と同様にランダムに選ばれます。
チュートリアルのように、ある程度定められた手順で相手がカードをプレイしてくるわけではありません。 - ボスによっては、使用するデッキを選択できず、あらかじめ用意されたデッキを用いて対戦することもあります。
ボスの体力を0にするのではなく、「指定されたターン数を生き延びる」などの特定の勝利ルールが設けられることもあります。 - 練習モードとアドベンチャー・モードをプレイする場合でもインターネットへの接続が必要となります。
- アドベンチャー・モードでは、タイトルごとに新しいゲーム・ミュージック、効果音、ゲーム・ボードが用意されます。
- アドベンチャー・モードの全てのエリア入場権を事前に購入したからといって、開放されていないエリアへ入場できるわけではありません。
事前に購入したとしても、第5週に開放されるエリアへ入場できるのは第5週目からです。 - PC版では、プレイ・サーバーの地域によってアドベンチャー・モードのエリア入場権の価格が異なります。
→ ヨーロッパ地域の価格 / 韓国地域の価格 / 台湾地域の価格 / オーストラリア地域の価格モバイル版では、アプリ内課金という形式によって、アプリの提供サービス会社(Apple / Google / Amazon)が価格を日本円で設定しています。
- アドベンチャー・モードのエリアが開放されるたびに、そのエリアから入手できる報酬カードが闘技場のカード・ドラフトにも出現します。
これは、プレイヤーがその報酬カードを入手したかどうかを問いません。 - アドベンチャー・モードの報酬カードは、レアリティがレジェンドであるものを除き、2枚セットで用意されます。
- アドベンチャー・モードの報酬カードは、カード・パックに封入されることがありません。
カード・パックから入手できないにもかかわらず、報酬カードがレアリティを持つのは、闘技場における出現率を定めるのが大きな理由です。 - アドベンチャー・モードの報酬カードは、報酬として得た時点で、作成と還元ができるようになります。
- すでに販売が終了したアドベンチャーの報酬カードは、全て作成と還元が可能です。
販売が終了したアドベンチャーのカードの入手方法は、プレイヤーが魔素(Arcane Dust)を消費して作成することだけです。 - アドベンチャー・モードの報酬カードにもゴールデン版が存在します。
そのゴールデン版は、他の作成可能なゴールデン版カードと同様に、魔素(Arcane Dust)を消費することで作成できます。
報酬カードを獲得した時点で、そのカードのゴールデン版を作成できるようになります。
報酬カードのゴールデン版の入手方法は、プレイヤーが魔素(Arcane Dust)を消費して作成することだけです。
Hearthstone: Heroes of Warcraft Wiki – Adventure
Hearthstone: Heroes of Warcraft Wiki – Practice mode