ハースストーンに、「デッキ・レシピ」という新要素が追加されることが公式に発表されました。
「デッキ・レシピ」とは、構築済みのデッキを提供する、デッキ構築のアシスト・ツールです。
新たにデッキを作成する際に「デッキ・レシピ」を利用すると、1クリックで定められたデッキが完成します。
主に初心者を対象としたツールです。
デッキ構築の基礎知識が皆無であっても、すぐに対戦を開始できるよう取り計らうことを目的としています。
「デッキ・レシピ」は、デッキを新たに作成する際のオプションとして登場するようになります。
まずは従来どおりに、メイン画面から「コレクション」に移り、右側のデッキ・スロット一覧より「新しいデッキ」ボタンをクリックします。
続いてクラスを選択すると、画面左側に「デッキ・レシピ」の選択ボタンが現れます。
「デッキ・レシピ」ボタンをクリックすると、右側に構築済みのデッキの内容が表示されます。
そして「選択」ボタンをクリックすると、その内容のデッキが自動的に作成され、すぐに対戦で使用できるようになります。
クラスごとに、1種類の「クラシック・レシピ」と2種類の「テーマ・レシピ」が用意されます。
「クラシック・レシピ」は、基本セットとクラシック・セットのカードだけで構成されたデッキを提供します。
とりあえず対戦を始めてみたい新規プレイヤーを主な対象としています。
なお、今春より開始される「スタンダード・フォーマット」の対戦ルールにおいては、何年が経過しようとも、基本セットとクラシック・セットだけは常に使用可能となります。
そのために、この両セットは、初心者やカジュアル・プレイヤーが最初に入手していくべきカードセットと位置づけられています。
「テーマ・レシピ」は、特定の能力やカード・タイプをテーマとして、それと作用するカード群で構成されたデッキを提供します。
例えば、ローグの呪文に特化した「テーマ・レシピ」は、多数の呪文カード、呪文のプレイと作用するカード、呪文ダメージを持つカードがそろう内容のデッキとなります。
シャーマンのマーロックに特化した「テーマ・レシピ」は、マーロック種族を勢ぞろいさせた速攻型のデッキとなります。
ローグ
「Empowered Spells」
ハンター
「Deathtrap」
シャーマン
「Murlocs Unleashed」
「デッキ・レシピ」の選択ボタンの下には、「◯◯ / 30」という数字が表示されます。
これは、その「デッキ・レシピ」の構成カードを何枚所有しているのかを表しています。
全て所有していたら「30/30」、所有していないカードが5枚あれば「25/30」と表示されます。
「デッキ・レシピ」をクリックした際に、所有していないカードがあれば、右側のカード一覧でそれが灰色となります。
灰色表示である、未所有のカードをクリックすると、代替候補となるカードが左側に表示されます。
コストや能力などを考慮して、コンピューターが自動的に代替候補を提案するとのことです。
この機能により、所有カードが不足していても、気軽に「デッキ・レシピ」を利用できるとアピールされています。
- 「デッキ・レシピ」は全9クラスそれぞれに用意されます。
1クラスにつき3種類なので、計27種類が用意されることになります。 - 「デッキ・レシピ」の選択時に、「カスタム・デッキ」ボタンを選択すると、従来どおりに1枚ずつカードを選択するオリジナルのデッキを作成できます。
- 「デッキ・レシピ」は、新しい対戦ルールの「スタンダード・フォーマット」の基準に従った内容であるとのことです。
よって、いずれも「スタンダード」で使用できることになりそうです。 - 新しいカードセットがリリースされるごとに「デッキ・レシピ」は更新されます。
- 高い確率で可能だとは思いますが、「デッキ・レシピ」によって作成されたデッキの編集が可能かどうかは判明していません。
- 「デッキ・レシピ」が搭載される時期がいつ頃なのかは判明していません。
次の拡張セット、および「スタンダード・フォーマット」がリリースされる日に、同時に搭載される可能性があります。 - 所有していないカードの代替候補として、テーマとマッチしていないカード(呪文のテーマでアマニの狂戦士)や、「スタンダード・フォーマット」で使用できない呪われた蜘蛛が提案されている公式の画像には、疑問符が付けられています。
※新たな情報が判明次第、追記・更新します。