ノッゲンフォッガー・エリクサーがプレイヤーから高い人気を博した結果として、このエリクサーはWarcraftの社会でも人気あるガジェッツァン名物という、後付けの設定が施されました。
人気がありながらも、醸造方法がノッゲンフォッガー以外にはわからないため、ノッゲンフォッガーおよびガジェッツァンが独占して販売し続けています。
エリクサーの販売によって大きな利益をガジェッツァンにもたらしたノッゲンフォッガーには、ガジェッツァンからバロン(男爵)の爵位が授与されました。
売れ行きが好調なエリクサーの生産ラインが確立され、量産できるようになったという理由によって、現在はゲーム内においてデフォルトでエリクサーが販売されているのだと説明されています。
なお、「World of Warcraft」のトレーディング・カードゲームにもノッゲンフォッガー・エリクサーが登場しています。
振ったサイコロの目によって、指定した味方1体に「このターンだけ破壊されない」「再び行動可能になる」「このターンだけ攻撃されない」のいずれかの効果が適用されるという、オリジナルのエリクサーのランダム性を踏襲した能力を発動します。
爵位を得て実質的なガジェッツァンのリーダーとなったノッゲンフォッガーは、ガジェッツァンの統治者としての役割も任されるようになりました。
それを反映するかのように、女ゴブリンと女ノームがノッゲンフォッガーに詰め寄り、お互いの種族のガジェッツァンにおける利権を拡大してもらおうと言い争う、定期的に発生する自動シーンが追加されました。
そのたびにノッゲンフォッガーが「もうたくさんだ!お前ら出て行け!」と悲痛に叫び、その声がガジェッツァン全域に響き渡るようにもなりました。
「World of Warcraft」の最新作「Legion」のプレ・イベントとして、悪魔の軍団がアゼロス中に襲来した際には、交易都市として栄えるガジェッツァンも悪魔の標的になりました。
このときにノッゲンフォッガーはガジェッツァンを統率し、所有しているオリジナルの戦闘用シュレッダーに乗り込んで先陣を切り、見事に悪魔の軍団を撃退することに成功しています。
勝利後には、駆けつけた大勢の冒険者たち(プレイヤーたち)に対して感謝の意を叫びつつ、「勝利記念としてノッゲンフォッガー・エリクサーをセールで大放出する」と宣伝して、ゴブリンらしく商機を活かしていました。