酒場の喧嘩「ガジェッツァンの戦い」における作成済みデッキとして採用された、ドルイドのデッキ・レシピ「翡翠蓮のゴーレム」の攻略情報を掲載します。
※デッキ・レシピを通常の対戦で用いる際の攻略情報としても活用できます。「翡翠蓮」勢力の主力兼フィニッシャーは翡翠のゴーレムです。
これを召喚する能力を発動すると、最初は1/1である最弱の翡翠のゴーレムが召喚されますが、次の召喚時には2/2の翡翠のゴーレム、その次以降は3/3、4/4、5/5……と、召喚回数を重ねるごとに翡翠のゴーレムのステータス値が増えていくことが特徴です。
すでに翡翠のゴーレムを9回召喚していたならば、コストが1である翡翠の偶像のプレイによって、10/10の翡翠のゴーレムが召喚されることになります。
翡翠のゴーレムを召喚するカードをデッキに多数組み入れて、翡翠のゴーレムの召喚を繰り返すことで、敵側が逆転できないほどのテンポ・アドバンテージを得ることができます。
一般的な翡翠デッキは、序盤戦で敵の除去やセットアップに取り組み、中盤戦で翡翠のゴーレムの量産体制に入り、終盤戦で大型の翡翠のゴーレムを展開して勝利します。
「翡翠蓮のゴーレム」デッキは、翡翠のゴーレムの要素が加わったランプ・ドルイド(Ramp Druid)です。
ランプ・ドルイドとは、序盤で最大マナ数を増やし、早期に中コスト~高コストのカードをプレイしてアドバンテージを得るタイプのデッキです。
したがって、「翡翠蓮のゴーレム」でも同じように、序盤は野生の繁茂や翡翠の開花で最大マナを増やしてから、さらに練気で最大マナをブーストさせて、常に敵よりも先に高コストのカードをプレイし続けるようにします。
中盤戦以降は、高コストのミニオンを召喚して盤面の優位を取るか、翡翠のゴーレムの召喚回数を増やすかを、状況に応じて選択していきます。
この時点において、デッキからカードを引く能力を持ち合わせていたら、翡翠の偶像を複数デッキに混ぜてからカードを引き、翡翠のゴーレムの量産を狙います。
最大マナが10であるときに野生の繁茂をプレイすることでも、デッキからカードを1枚引くことができます。
終盤戦まで生き延び、翡翠のゴーレムの召喚回数が増えるごとに、敵に逆転される可能性が大幅に低くなっていきます。
長期戦になることを前提として、序盤戦から中盤戦における相手側のテンポに何とか食らいついていくことが最重要ポイントとなります。
「翡翠蓮のゴーレム」デッキで注意すべき点は、全体攻撃がなぎ払い2枚だけしかなく、場の劣勢をひっくり返す手段が乏しいことです。
不意に自陣が一掃されないよう、必要以上の主力ミニオンを消費せず、優勢時にはカードを引くなどのセットアップに務めるまでとします。
「翡翠蓮のゴーレム」に限らず、ランプ型の翡翠ドルイドを扱うプレイヤーに対してよく忠告されている事項は、翡翠の偶像が序盤戦用のカードであると誤解しないことです。
これは、翡翠のゴーレムの量産が可能となった時点で、デッキ内の翡翠の偶像の枚数を増やす、あるいはそのまま翡翠のゴーレムを召喚するカードです。
ファンドラル・スタッグヘルムやガジェッツァンの競売人と組み合わせたコンボも狙うべき、終盤戦に差し掛かるあたりでようやくプレイされるカードです。
前述したとおりに、ランプ型の翡翠ドルイドの序盤戦は、最大マナを増やす時期であり、相手のテンポに食らいつく時期です。
そのどちらもできない翡翠の偶像を、早期にプレイしてデッキに複数混ぜたりすると、序盤戦では「デッド・ドロー」となって役に立たない翡翠の偶像をデッキから引く可能性が高くなってしまいます。
最初の手札の選択で翡翠の偶像を確保して、そのまま第1ターンでこれをデッキ内で増殖させてしまう行為は、ランプ型の翡翠ドルイドにおいては悪手となります。
カード・サイクルをもたらすガジェッツァンの競売人が不在である「翡翠蓮のゴーレム」デッキにおいては、1枚目の翡翠の偶像はそのまま翡翠のゴーレムを召喚させる選択も、翡翠のゴーレムによるテンポを稼ぎたい場面(特に相手が速攻型である場合)では効果的となります。
とにかく、最大マナを増やす野生の繁茂、翡翠の開花、練気を最優先で求めます。
練気があれば、コスト4~6のミニオンも1枚確保しても構いません。
その際には、他のマナ増大カードや後攻のコインの有無を考慮したうえで、確保するミニオンのコスト数を定めます。
相手のデッキが長期戦向けでなければ(今回であればパラディンの「勝敗商売」ならば)、生きている根と自然の怒りも求めます。
- 雄叫び能力による翡翠のゴーレムの召喚回数を増やす、ブラン・ブロンズビアードの採用を強く推奨します。
- 翡翠の偶像や野生の繁茂との併用でカード・サイクルをうながす、ガジェッツァンの競売人を1枚組み入れることが翡翠ドルイドの主流となっています(鉄の樹皮の守り手1枚と交換)。
- 所持していれば、蓮華密使はアジュア・ドレイクに、鉄の樹皮の守り手は戦の古代樹に交換する方が無難だと思われます。
- 妖獣の激昂や滋養は、ファンドラル・スタッグヘルムと強力に作用します。