【10/21】ランク戦の現状と改革の必要性について
パッチ「6.2.0」が適用された際に、一時的にハースストーンのランク戦でバグが生じていました。
本来ならば3連勝を要する連勝ボーナス(スターを2つ獲得)が、2連勝するだけで発生するという内容です。
この現象はバグであると説明した開発陣のベン・ブロード氏は、そこで同時に、現在のランク戦には改革の余地があるとして、以下のように供述しました。
- ランク18のプレイヤーは、すでに全体の上位50%以上に位置しているというのに、その事実を「ランク18」というタイトルからは感じにくい。
自分の実力を過小評価させる要因となっている。 - レジェンド・ランクの上位争いにおいて必要となる、シーズンの終了間際の連戦は不毛である。
- 現状のランク上げは、他のゲームにおけるグラインド――退屈な繰り返しの作業――に似ている。
ランク戦の改革についてはコミュニティも必要性を感じているようで、このベン・ブロード氏の投稿を機に、ランク戦に関する議論が活発となりました。
予想に反して最も多かったランク戦の改革の議題は、ランクの上昇やレジェンド・ランクに関する問題ではなく、低ランク帯の問題でした。
初心者、あるいは新規参加者が、ランク20前後に到達した時点で、カード資産が豊富で実力もある経験者との対戦を強いられることが、多くのコミュニティから危惧されています。
もちろん、せっかく獲得したハースストーンの新規プレイヤーを失う要因となります。
12月の初めには、世界的に有名な選手が配信において、「ガジェッツァンのリリース後にまだ旧版のミッドレンジ・シャーマンを使っているプレイヤー」に対して悪態をついたことが大きく非難されました。
誰しもがレジェンド級のプレイヤーと同様に、新セットのデッキを組めるだけのカードをすぐに用意できる訳ではありません。
初心者と上級者の住み分けが、ランク戦の改革における大きな要点であると見なされています。
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