非売品であるプレミアム公式グッズ「ガジェッツァン・ファミリー・キット」の内容を詳しく紹介します。
同梱物の中で、ひときわ目立つ存在であるアイテムが、厚手の記入式ボードです。
「Caught Red Handed = 現行犯逮捕」と記されていることから、逮捕した犯罪者を示すために用いられるボードなのでしょう。
犯罪者の名前と罪状を記入する欄が設けられています。
それに記入するための、白色のチョーク・マーカーも付属しています。
ドイツのエディング社のブランド製品であり、4095型という細字タイプ(2~3mm)のマーカーです。
取り締まるのは、もちろんサリー巡査部長――
ガジェッツァン市内の「私営警察官」その人であります。
複数ある大きな印刷物を一つ広げてみると、横線が並んだだけである簡素なイラストのポスターが現れます。
アメリカのドラマや映画をよく視聴されている方ならば、すぐに気付かれるかもしれませんね。
逮捕された囚人の証明写真を撮る際に、後方に設置される身長の表です。
この証明写真は「マグショット」と呼ばれています。
「マグショット」の身長表を背景にして、先ほど紹介した指名手配ボードを持った状態で自撮りをすれば、ガジェッツァンの犯罪者になりきることができるでしょう。
新聞「ガジェッツァン・ガゼッタ」とマグショット・バックグラウンドの他に、キットには大きな印刷物がまだ4つ残されています。
それらは――
「仁義なきガジェッツァン」のジャンボ・ポスターの数々です!
メインとなるポスター1種と、三大犯罪組織の各ボスが描かれたポスター3種という内訳です。
正直に申し上げまして、20年来のブリザード・ファンとしては、このポスター群だけはコレクションとして保有しておきたいという強烈な願望があります。
これらのポスターだけこっそり抜いてプレゼントしようかと、邪(よこしま)な企みも最初に思い浮かびましたが、すでに国内外で「ガジェッツァン・ファミリー・キット」の内容が大々的に報じられていたために、不正は無理であるとして断念した次第です。
泣く泣く放出いたしますが、当選された方は、ぜひ大切に使用、あるいは保管していただければ幸いに思います。
各ボスのポスターは、「WANTED = お尋ね者」という大きな表記がある、指名手配風のデザインとなっています。
検挙することに燃えている、サリー巡査部長が用意したものなのでしょう。
ifの世界である「仁義なきガジェッツァン」におけるガジェッツァンは、原作とは異なり、栄華の裏で複数の犯罪組織が暗躍している混沌とした大都市です。
市長のノッゲンフォッガーが、自らの成功によって築いた大都市を思うがままにするべく、犯罪組織と手を組んで影響力と資産を激増させた経緯があるのです。
※補足: 原作のノッゲンフォッガーは、ガジェッツァンを地道に発展させている英雄的な統治者です。犯罪者の巣窟(そうくつ)となったガジェッツァンで、法の名のもとに正義を振りかざしている唯一の存在がサリー巡査部長です。
小柄ながら烈火の怒りを振りまくる、恐るべき警官である彼女は、どんな手段を用いてでも――押収した違法な武器をぶっ放したり、追跡の過程で凄まじい器物破損をやらかそうとも――必ずや犯罪者の粛清を果たします。
一つ疑問であることは、犯罪組織と手を組んでいるノッゲンフォッガーが治めるガジェッツァンに、サリーのような警官が所属する警察など設けられるはずがないという事実です。
そう、彼女が一体どこからやってきたのか、なぜ給料ももらっていないのに個人で正義を執行し始めているのか、誰も知らないのです。
とにかく犯罪者を検挙することに燃えるサリーにとっては、ガジェッツァンが仕事の宝庫であることは確かなようです。
イラストのサリー巡査部長の背後には、グッズのポスターのような「WANTED」と記された指名手配の張り紙が複数掲示されています。
「ガジェッツァン・ファミリー・キット」の内容の一部を掲載しました。
非売品であり、入手手段が非常に限られているレア・アイテムを獲得するチャンスを、ぜひお見逃しなく!