去年の10月に予告されていた、国別の代表チームが集う公式大会の「ハースストーン・グローバルゲーム」(Hearthstone Global Games)の要項が発表されました。
48か国が、それぞれ4名の代表選手を選抜し、シーズンを通じてチーム戦に臨む大会です。賞金総額は33万2千ドル(約3,750万円)であり、優勝チームには6万USドル(1人あたり1万5千ドル)が贈与されます。
プレイヤーの熱意が仲間のプレイヤー、特に地元のヒーローに向けられるのは喜ばしいことです。
またチーム競技には、協力、協調、連帯感といった、特有の素晴らしいものがあります。
ハースストーンで、地元チームを応援したい!
そんな欲求にお応えするために作られたのが「ハースストーン・グローバルゲーム(HGG)」。
様々な国の代表チームが、グローバルリーグで毎週熱戦を繰り広げるのです。
HGGの各チームは、その国でハースストーン競技ポイントを最も多く獲得したプレイヤーと、コミュニティの投票により選ばれた3人で構成されます。
さあ、あなたの国の代表選手を応援しましょう!
以下の48か国が「ハースストーン・グローバルゲーム」(以下HGGと省略)に参加します。
オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、カザフスタン、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、スペイン、スロバキア、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ、イギリス
アジア
オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム
アメリカ大陸
アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、メキシコ、ペルー、アメリカ合衆国
各国から4名の代表選手が選抜されます(総計192名)。
2017年冬季の公式順位表において、各国の上位1名となっている選手は、参加可能であれば自動的に代表選手として選ばれます。 残りの3名は、私たちコミュニティによる投票で決定されます。今季のポイントの順位、これまでのポイント獲得や出場大会の実績、コミュニティからの人気などによって、候補者がノミネートされるとのことです。
投票の詳細な仕様については後日に発表されるとのことです。
「HGG」は4つのステージに分かれて開催されます。
48か国のチームが8つのグループに振り分けられます。
1つのグループにつき、6か国が組み入れられることになります。
グループの振り分けは、2017年冬季における国別のポイント獲得総数の順に従って行われます。
各グループの上位3チーム(計24チーム)が第2フェーズに進出し、下位3チーム(計24チーム)が脱落となります。
24か国のチームが6つのグループに振り分けられます。
1つのグループにつき、4か国が組み入れられることになります。
グループの振り分けは、2017年春季における国別のポイント獲得総数の順に従って行われます。
各グループの上位2チームと、3位に入った4チームの、計16チームが第3フェーズに進出します。
3位に入った中で成績が低い2チームと、4位となった6チームの、計8チームは脱落となります。
16か国のチームが、一度の敗北で脱落となるシングル・エリミネーションのトーナメントに臨みます。
上位4チームが決勝大会に進出します。
4か国のチームが、一度の敗北で脱落となるシングル・エリミネーションのトーナメントに臨みます。
3位決定戦は行われません。
上位1チームが「HGG」の初代優勝国となります。
特徴的な「HGG」のルールは、各フェーズの開催前に、全9クラスのデッキを用意することです。
各チームは対戦開始前に、出場する4選手それぞれに、用意したデッキを2クラスずつ割り当てます。
選手全員のクラスの割り当てとプレイ順序が決定されると、そのオーダーが対戦相手に伝わります。
そして各選手は、割り当てられたクラスのどちらをプレイするのかを決めることになります。
また、各チームは「エース・プレイヤー」を4選手の中から1人選出します。
第1~第3フェーズはBest of 5(最大5試合の3本先取制)であり、両チームの4選手が2勝2敗となって第5試合までもつれた場合に、「エース・プレイヤー」が臨むことになります。
「エース・プレイヤー」は、その対戦において使用していなかったクラスのデッキか、誰にも割り当てられていない「第9クラス」のデッキのどちらかを選んでプレイします。
第1試合 A選手
ドルイドかハンターでプレイ
第2試合 B選手
メイジかパラディンでプレイ
第3試合 C選手
プリーストかローグでプレイ
第4試合 D選手
シャーマンかウォーロックでプレイ
第5試合 「エース・プレイヤー」に指定されたA選手
第1試合で選択しなかったクラスか、誰にも割り当てられていないウォリアーでプレイ
4チームが残る決勝大会だけは、5本先取制のBest of 9です。
ここでは最大9試合となるため、全ての選手が割り当てられたクラスを2つともプレイする可能性があります。
詳細ルールには記載されていないのですが、第9試合までもつれた場合は、おそらくは「エース・プレイヤー」が誰にも割り当てられなかった「第9クラス」でプレイすることになるのだと思われます。
参加したチームには以下の額の賞金が贈られます。
優勝
$60,000(一人あたり$15,000)
準優勝
$40,000(一人あたり$10,000)
3位・4位
$20,000(一人あたり$20,000)
5位~8位
$6,000(一人あたり$1,500)
9位~16位
$5,000(一人あたり$1,250)
17位~48位
$4,000(一人あたり$1,000)
第1フェーズに参加するだけでも4千ドル(1人あたり千ドル = 約11万3千円)が贈られます。
賞金総額は33万2千ドルです。