現在のハースストーンには、「スタンダード・フォーマット」と「ワイルド・フォーマット」の2種類のルールが存在します。
このページでは、「ワイルド・フォーマット」に関する解説を掲載します。
もう1つの対戦フォーマットである「ワイルド」では、過去にリリースされてきたカードセット全てを扱うことができます。
- 基本 (2014年設立)
- クラシック (2014年リリース)
- 報酬・プロモ (2014年設立)
- ナクスラーマスの呪い (2014年リリース)
- ゴブリンvsノーム (2014年リリース)
- ブラックロックマウンテン (2015年リリース)
- グランドトーナメント (2015年リリース)
- リーグ・オブ・エクスプローラー (2015年リリース)
- 旧神のささやき (2016年リリース)
- ワン・ナイト・イン・カラザン (2016年リリース)
- 仁義なきガジェッツァン (2016年リリース)
- 栄誉の殿堂 (2017年設立)
- 大魔境ウンゴロ (2017年リリース)
- 凍てつく玉座の騎士団 (2017年リリース)
- コボルトと秘宝の迷宮 (2017年リリース)
公式世界大会がサポートせず、「スタンダード」が主流と定められたことから、「ワイルド」は「スタンダード」ほどプレイ人口が多くありません。
しかしながら、過去に活躍したカードが勢ぞろいする、混沌とした対戦環境を楽しんでいるプレイヤーは少なくありません。
「ワイルド」の環境を目一杯楽しむためには、過去にリリースされた販売終了済みのセットのカードを所有している必要があります。
カード資産がものを言う世界であるために、一般的に「ワイルド」は経験者向けのコンテンツであると見なされていて、新規プレイヤーには推奨されていない対戦フォーマットです。
プレイ・モードやフレンド戦において、「ワイルド」でプレイするためには、まずは「ワイルド」仕様のデッキを作成する必要があります。
「ワイルド」でしか扱えないカードを1枚でも獲得すると、コレクション・モードでデッキを作成する際に、「スタンダード」仕様か「ワイルド」仕様かを選択できるようになります。
「ワイルド」でしか扱えないカードは、「ワイルド」仕様のデッキにしか組み入れることができません。
コレクション・モードのデフォルトのフィルターが「スタンダード」に設定されているため、これを「全てのカード」に変更しないと、「ワイルド」だけで扱えるカードを参照することができません。
「ワイルド」仕様のデッキは、デッキ・スロットの枠組みに、緑色のツタの模様が施されます。
既存の「スタンダード」仕様のデッキを「ワイルド」仕様に変更したい場合は、デッキを開き、右上のポートレイトをフォーカス(モバイル版の場合はタップ)して「スタンダードに変換」を押します。
プレイ・モード(ランク戦とカジュアル戦)で「ワイルド・フォーマット」に臨む場合は、右上のフォーマット・ボタンを押して「ワイルド」に切り替えます。
その際には、対戦開始ボタンが「ワイルドをプレイ」の表示に切り替わっていることを確認します。
フレンド対戦の申し込みでは、「ワイルド戦」を選択することで「ワイルド・フォーマット」を指定できます。
なお、対戦フォーマットが「スタンダード」と指定されている場合のデッキ選択画面では、「ワイルド」仕様のデッキは選択できないようになります。
- ランク戦 … 選択可能
- カジュアル戦 … 選択可能
- 練習 … 「ワイルド」
- アドベンチャー … 「ワイルド」
- 闘技場 … 「スタンダード」
- 酒場の喧嘩 … 「ワイルド」 (※一部例外あり)
- ヒロイック酒場の喧嘩 … 都度に指定される
- フレンド戦 … 選択可能
「スタンダード」から排除されたセットは販売が終了され、そのカードは魔素を消費して作成することが唯一の入手方法となります。
アドベンチャー・モードのクリア報酬となるカードも同様であり、これらは「スタンダード」から排除されて「ワイルド」限定となったときから、アドベンチャーをクリアせずとも魔素で作成できるようになります。
なお、「ワイルド」限定カードを作成する際には、そのカードが「スタンダード」で扱えないことを忠告する通知が表示されます。
- 収集可能な全てのカードが使用可能となるルールです。
「スタンダード・フォーマット」とは異なり、カードセットがリリースされるたびにカードプールが増え続け、セットの排除やローテーション等が発生することはありません。 - 「ワイルド」仕様のデッキで「スタンダード・フォーマット」の対戦へ臨むことはできません。
「スタンダード」仕様のデッキで「ワイルド・フォーマット」の対戦へ臨むことは可能です。 - 「ワイルド」における対戦では、ランダムなカードを参照する効果(ランダムなミニオンを召喚したり、カードをランダムに生成するなど)も、全てのセットのカードからランダムに対象が選ばれます。
例えば、発見の能力が発動された際に、「ゴブリン vs ノーム」セットや「ナクスラーマスの呪い」セットのカードも出現することがあります。 - ランク戦におけるランクは、「スタンダード」と「ワイルド」のそれぞれに用意されます。
「ワイルド」における対戦結果は、「ワイルド」のランクだけに影響を与えます。 - フレンドに表示されるランクは、「スタンダード」と「ワイルド」のいずれか高い方が表示されます。
- 「スタンダード」と同様に「ワイルド」のシーズン・ランキングも公式サイトで発表されますが、上位ランカーに公式世界大会のポイントが与えられることはなく、現時点では特別な報酬が用意されていません。
- 「ワイルド」で対人戦に臨んでも、「スタンダード」と同様に、クエストの達成、ゴールドの獲得、経験値の獲得が可能となります。
「ワイルド」のランク戦で勝利することでも、ゴールデン版ヒーローの獲得条件となる500勝の1つにカウントされ、レジェンド・ランク到達時にはレジェンド Card Backが与えられます。 - シーズン終了時に与えられる報酬の宝箱のランクは、「スタンダード」か「ワイルド」のいずれか高い方のフォーマットのランクとなります。
それぞれのフォーマットから1つずつ宝箱が与えられることはありません。 - カード裏面デザイン(Card Back)や追加ヒーローは、対戦フォーマットを問わずに自由に使用できます。
- 「スタンダード」から排除されたばかりの「ワイルド」限定カードを還元しても、得られる魔素の量が一時的にでも増えることはありません。