死体花シェラジンは、ラッシャーと呼ばれる歩行型の植物の一種です。

「大魔境ウンゴロ」の発売記念となる「World of Warcraft」のゲーム内ミニ・イベント「ウンゴロ・マッドネス」において、わずかな期間だけ登場した敵対キャラクターです。

そのシェラジンはボス級の強さを誇り、手下の植物を召喚したり、適応能力を発動して様々な強化を得たりします。

また、ハースストーンのシェラジン同様に休眠状態と化し、その状態から全体攻撃を仕掛けてきます。

先にゲームに登場したのは「ウンゴロ・マッドネス」のシェラジンの方でしたが、デザインの面ではハースストーンで設計された後にWarcraftの世界でも登場した、いわゆる「逆輸入」となった珍しいケースのキャラクターです。

「World of Warcraft」におけるクリスタルコアは、クエストを達成するためのアイテムに過ぎず、同名というだけでハースストーンのクリスタルコアとは関連がないものと思われます。

「大魔境ウンゴロ」におけるクリスタルコアは、タイタン種族のエネルギーが注入されている古代のパワー・クリスタルであり、その中でもとりわけ強力なエネルギーの集合体です。

これらのパワー・クリスタルの影響を受けた生物は、旧神による支配と同様に、タイタンの力を得て強化されます。

旧神による強化は触手が生えるなどの変化をもたらしますが、タイタンのクリスタルコアによる強化は北欧の神のように変化して5/5になる、などという表現によって説明されています。

そのクリスタルコアを生成するクエストの「地底の大洞窟」は、「大魔境ウンゴロ」で登場する遺跡の近くにある大型の洞くつを意味します。

内部にはクリスタルコアを含むパワー・クリスタルが多数存在しているために、遺跡の「創造主」を目覚めさせるために必要なパワー・クリスタルを求めて、ドイル教授たちがこの洞くつへ立ち寄りました。

その際にドイル教授たちは、かつてウンゴロ探検隊に同行していたジャングルの遭難者2名と出会い、さらには伝説の巨獣ガルヴァドンと出会うという当初の目的を達成することになりました。

原始の王カリモスは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。

火、水、地、風の四元素の全てを司るエレメンタルであり、エレメンタル・ロードたちにも引けを取らないほどに強大な力を有しています。

「大魔境ウンゴロ」においては、火山の山頂近くでドイル教授によって儀式を邪魔されたカリモスが、怒って彼を追い回す様子が描かれています。

ドイル教授の弟子マローンは、カリモスを「全種類のエレメンタルを合成したような神々しいエレメンタルで、たくさんのエレメンタルの下僕を引き連れていて、見た目が鮮やかで魅惑的だけれども、どう見ても凶悪そうな存在」であると日誌につづりました。

太古の時代に旧神たちと争っていたタイタン種族たちは、どうにも制御できないこの強大なカリモスを破壊するべく、巨大ないん石――メテオ――を落としたと言い伝えられています。

その結果として、ウンゴロを象徴するクレーターが発生したのだと考えられています。

メガフィンは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。

ウンゴロに住む原始マーロック族のボスであり、マーロック種族としては珍しく巨大な体格を有しています。

「大魔境ウンゴロ」においては、恐ろしい外見とは裏腹に、ドイル教授たちとフレンドリーに接しました。

歓迎の祭りを催しては原始マーロック特製の酒を振る舞い、弟子のマローンにマーロック語を教えるべくペンフレンドになることを約束しました。

そんなメガフィンを呼び寄せるクエストの「マーロック大連合」には、ウンゴロに住む様々なマーロック部族が連合を結成しようと試みている様子が描かれています。

イラストにはサー・フィンレー・マルグルトンも登場していて、公式のツイッターでは「10体の仲間が彼のもとへ導いてくれる…」という探検日誌の記述によって内容が予告されていました。