「World of Warcraft」におけるクラッチマザー・ザヴァスは、出現間隔が極めて長い、レアな敵対キャラクターです。
ただ、多くのレア・キャラクターとは異なり、ザヴァスの討伐はアチーブメント(実績)の達成や特殊な報酬をもたらすことがありません。
レアだと気付かれずに倒されることも多い、ごく一般的な獣の雑魚キャラの一種であり、相応のレベルのプレイヤー・キャラクターであれば単独で容易に処理できます。
フフラン王女と同じく飛行型の昆虫タイプのシリシッド種族で、ウンゴロに隣接する砂漠地帯で封印された旧神のクトゥーンに仕えています。
「大魔境ウンゴロ」の発売記念となる「World of Warcraft」のゲーム内ミニ・イベント「ウンゴロ・マッドネス」に登場したキャラクターでもあります。
「ウンゴロ・マッドネス」におけるザヴァスはボス級の強さを有していて、倒すにはグループを組むことが求められました。
「ウンゴロ・マッドネス」版のザヴァスは、ハースストーンのザヴァスのように、成長能力を発動させて大型化した姿であると目されています。
冥界のポータルは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナルのオブジェクトです。
捻じれし冥界につながるポータルであると目されています。
「World of Warcraft」における捻じれし冥界は、光と影が融合した究極のエネルギーの集合体であり、それぞれは天体にまたがって異次元空間を形成し、惑星間を不安定に接続しています。
大陸へ直接的に破滅をもたらすこともある、不安定なエネルギーに満ちた捻じれし冥界は、悪魔種族が誕生した場であるとも考えられています。
悪魔たちは捻じれし冥界とリンクされており、惑星上の大陸において殺されたとしても捻じれし冥界で復活します。
「Warcraft 3」においてアーサス王子によって討伐されたマルガニスが、後の「World of Warcraft: Wrath of the Lich King」において、まるで無傷であったかのように再登場したこともありました。
悪魔が不死であると言われるゆえんです。
実際のところは、目に見える悪魔の姿は、その悪魔の魂が映し出されている虚像であり、悪魔の本体は捻じれし冥界に存在したままであると推察されています。
それゆえに、悪魔を本当に倒したいのであれば、その捻じれし冥界の内部で討伐する必要があると考えられています。
ハースストーンにおける冥界のポータルの能力は、悪魔が棲息する捻じれし冥界から悪魔を続出させる模様を表しています。
その冥界のポータルを生成するクエストの「ラッカリの生贄」は、ウンゴロ地帯に存在するラッカリという場所を舞台としています。
ラッカリには大きなタールの沼があり、そこではタール・クリーパーなどのタールまみれである生物が複数棲息しています。
ラッカリと悪魔および捻じれし冥界との関連性や、ラッカリにおける生贄の風習などは、Warcraftの世界には存在しません。
「World of Warcraft」におけるキングモッシュは、出現間隔が極めて長い、レアな敵対キャラクターです。
エリート・キャラクターでもあるために、単独では倒せない強さを誇っていて、ウンゴロでソロ活動をしていたプレイヤーたちが絡まれては殺されていました。
初代「World of Warcraft」から登場していた最古参のレア・キャラであり、当時はレアの中では最強となる存在でした。
長らくウンゴロ・クレーターを代表してきた恐竜であるため、「大魔境ウンゴロ」における登場は必然の結果です。
なお、デビルサウルスであるキングモッシュ、キングドレッド、キングクラッシュ、ティランタスは、いずれも「World of Warcraft」において、大小や色は違えど全て同じ3Dモデルのキャラクターとして登場しています。
「World of Warcraft」におけるサルファラスは、炎の王ラグナロスが装備している大型のハンマーです。
ラグナロスが拠点とするブラックロック・マウンテンで採掘可能である、非常に硬いエレメンチウムの鉱石が素材となっています。
全体に激しい紅蓮(ぐれん)の炎をまとわせていて、そのサルファラスの犠牲になった生物は、あとかたもなく一瞬で灰に化すと言われています。
ラグナロスの豪腕は、サルファラスで獲物を灰に化すばかりか、その灰を凝固させて結晶――Eye of Sulfuras――を産み出すことさえあると言い伝えられています。
サルファラスの入手を望むも、それがかなわないことを知っているラグナロスの手下たちは、その小型版であるハンマーを、ラグナロスが産出した結晶から製造する技術を開発しました。
その完成された小型版のサルファラスが、プレイヤー・キャラクターが実際に装備できるサルファラス=ハンド・オブ・ラグナロスであり、「World of Warcraft」史上で初めて登場したレジェンド武器です。
大型ダンジョンのモルテン・コアを何度も攻略せねば入手できないために、それを攻略できるギルドの中でも特別に選ばれたプレイヤーだけが装備できる武器でした。
当時は武器としての性能も他を圧倒するほどに強く、装備者はプレイヤーたちから羨望(せんぼう)のまなざしを浴びる対象となっていました。
ハースストーンのサルファラスを生成するクエストの「ファイアプルームの中心で」は、ウンゴロ地方の中央に位置する活火山を舞台としています。
この火山には多くの炎のエレメンタルが棲息しており、「大魔境ウンゴロ」においては原始の王カリモスまでもが活動の拠点としています。
この火山へ登ることをウンブラから勧められたドイル教授たちは、登山の過程でウンゴロにあるはずのクレーターがないことに気付いたり、襲撃してきたカリモスと火山噴火による溶岩に挟まれて危機一髪の場面を迎えたりしました。
なお、サルファラスとウンゴロの火山との関連性は、ともに炎が関係していること以外は不明です。
<目次>
中立 | 霊の歌い手ウンブラ |
中立 | ヴォラックス |
中立 | 先遣隊長エリーズ |
中立 | ジャングルハンター・ヒーメット |
ヒーメット・ネッシングウェアリー――狩猟道を極めんとするアゼロス至高のハンター | |
中立 | オズラック |
ドルイド | ティランタス |
ドルイド | ジャングルの巨獣たち / 圧踏のバーナバス |
ハンター | 沼の王ドレッド |
ハンター | 沼地の女王 / クイーンカルナッサ |
メイジ | パイロス |
メイジ | ウェイゲートの開門 / 時間湾曲 |
パラディン | 太陽の番人タリム |
パラディン | 最後のカレイドサウルス / ガルヴァドン |
プリースト | 太陽の砕片ライラ |
プリースト | 目覚めよ創造主 / 希望の番人アマラ |
ローグ | 死体花シェラジン |
ローグ | 地底の大洞窟 / クリスタルコア |
シャーマン | 原始の王カリモス |
シャーマン | マーロック大連合 / メガフィン |
ウォーロック | クラッチマザー・ザヴァス |
ウォーロック | ラッカリの生贄 / 冥界のポータル |
ウォリアー | キングモッシュ |
ウォリアー | ファイアプルームの中心で / サルファラス |
特別編 | ジョージ・ハーバート・ドイルIV世 |