あとがき
ドイル教授を主役とするマローンの探検日誌には、公式に明かされていない、いくつかの謎が残されています。
これらの謎はいずれも、ある仮説を前提にすると、つじつまが合うことになります。
その仮説とは、「ドイル教授とマローンは最後に『ウェイゲート』を通って、未来から探検2日目へワープして戻ったきた」のではなく、「過去の世界から探検2日目へワープして戻ったきた」というものです。
何らかの影響によって二人は過去に――それも、とんでもなく過去である何十万年前に――飛ばされ、大昔のウンゴロから「ウェイゲート」を通って再び現代に戻ってきたという仮説です。
- トートランや原始マーロックを始めとしたウンゴロの原始民たちが、なぜ世界中の学者たちから気付かれずに、現代のウンゴロにおいて繁栄していたのか → そもそも現代ではなく原始時代のウンゴロだったから。
- マローンたちが火山から見下ろしたウンゴロ・クレーターの全景に、ウンゴロを象徴するクレーターがなぜ存在しなかったのか → クレーターが発生する前の、大昔のウンゴロだったから。
- 巨大隕石のゆくえはどうなったのか → ドイル教授たちが現代へワープした後に墜落し、現代まで残るウンゴロのクレーターを形成した。(※補足: 原作「Wolrd of Warcraft」におけるウンゴロのクレーターの成り立ちは明かされていません。「大魔境ウンゴロ」におけるメテオは、大昔にカリモスら悪のエレメンタルを退治するために、創造神のタイタン種族が降らせたと目されています。)
- ドイル教授たちが通った「ウェイゲート」が開きっ放しであったという記述に、何の意味が含まれているのか → 原始時代の生物たちも、後にそこを通って現代のウンゴロへワープしてきた。
そのことによって、「太古よりの生物が今なお生きる禁断の魔境」という「大魔境ウンゴロ」の舞台設定になった。 - ガルヴァドンが「最後のカレイドサウルス」であるはずなのに、なぜ「大魔境ウンゴロ」の舞台でステゴドンなどのカレイドサウルスが複数登場しているのか → カレイドサウルスが絶滅危惧種となる前の原始時代のウンゴロから、カレイドサウルスたちが「ウェイゲート」を通って現代のウンゴロにワープしてきた。
そして、ドイル教授とマローンが過去の原始時代に飛ばされたタイミングは、初日に衝撃的な雷が二人を襲ったときではないかと、ストーリーや設定を深く考察するコミュニティから推測されています。
その推測に基づいた、マローンの探検日誌の時系列は以下のとおりになります。
<現代: 探検5日前> ドイル教授とマローンが出会う <現代: 探検1日目> ドイル教授とマローンが雷に打たれる → 原始時代へ
<原始時代> 何十万年前のウンゴロで原始民たちと触れ合う冒険をする <原始時代> ドイル教授とマローンが「ウェイゲート」を通る → 現代へ
<現代: 探検2日目> ドイル教授とマローンがエリーズおよび探検隊と再会する
<原始時代> 何十万年前のウンゴロで原始民たちと触れ合う冒険をする <原始時代> ドイル教授とマローンが「ウェイゲート」を通る → 現代へ
(※直後に隕石が墜落してウンゴロのクレーターを作る)
<現代: 探検2日目> ドイル教授とマローンがエリーズおよび探検隊と再会する
「大魔境ウンゴロ」のレジェンド
<目次>
<目次>
中立 | 霊の歌い手ウンブラ |
中立 | ヴォラックス |
中立 | 先遣隊長エリーズ |
中立 | ジャングルハンター・ヒーメット |
ヒーメット・ネッシングウェアリー――狩猟道を極めんとするアゼロス至高のハンター | |
中立 | オズラック |
ドルイド | ティランタス |
ドルイド | ジャングルの巨獣たち / 圧踏のバーナバス |
ハンター | 沼の王ドレッド |
ハンター | 沼地の女王 / クイーンカルナッサ |
メイジ | パイロス |
メイジ | ウェイゲートの開門 / 時間湾曲 |
パラディン | 太陽の番人タリム |
パラディン | 最後のカレイドサウルス / ガルヴァドン |
プリースト | 太陽の砕片ライラ |
プリースト | 目覚めよ創造主 / 希望の番人アマラ |
ローグ | 死体花シェラジン |
ローグ | 地底の大洞窟 / クリスタルコア |
シャーマン | 原始の王カリモス |
シャーマン | マーロック大連合 / メガフィン |
ウォーロック | クラッチマザー・ザヴァス |
ウォーロック | ラッカリの生贄 / 冥界のポータル |
ウォリアー | キングモッシュ |
ウォリアー | ファイアプルームの中心で / サルファラス |
特別編 | ジョージ・ハーバート・ドイルIV世 |