開始: 2018/01/18(木)06:00
終了: 2018/01/22(月)06:00
開始: 2018/01/18(木)02:00
終了: 2018/01/22(月)20:00
- あらかじめ用意された12種類のデッキのうち、ランダムに選ばれた1つのデッキが双方のプレイヤーに割り当てられる。
デッキの編集、およびクラスの選択はできない。 - 過去に修正が施されたカードは、一部を除き、修正前の性能を有する。
- 対戦フォーマットは「ワイルド」とする。
ハースストーンの世界選手権は過去に3回開催され、それぞれで優勝した世界王者が3名輩出されました
2014年度にはFirebat選手が、2015年度にはOstkaka選手が、2016年度にはPavel選手が、年間チャンピオンの栄冠に輝いています。
今回の「チャンピオンの殿堂」のルールにおいては、その3名のチャンピオンたちが実際に世界選手権で扱ったデッキが用意されます。
各年度のハースストーンのシーンを代表するデッキ群であり、当時の対戦環境や世界大会の模様を思い起こさせる内容です。
初代王者のFirebat選手が2014年の世界選手権で扱ったデッキは、「ミッドレンジ・ドルイド」「デスラトル・ハンター」「ミラクル・ローグ」「ズー・ウォーロック」の4種。
ベン・ブロード氏の人気を不動にした高笑いが鳴り響く中でFirebat選手は、弱体化したリロイ・ジェンキンスを用いない「HaHaミラクル」のローグで、まず3連勝を果たしました。
唯一の黒星となったKranich戦の後には、Firebat選手自身も大会直後に「現在最高のデッキ」と認めるほどのズー・ロックで、やはり3連勝を果たして決勝トーナメント進出を決めました。
圧巻だったのが準々決勝以降のドルイドの破壊力であり、何と決勝戦ではドルイドによる3連勝という衝撃的なシーンが映され、16名中で5名しか採用しなかったミッドレンジ・ドルイドのポテンシャルが改めて周知されたのです。
2代目王者のOstkaka選手が2015年の世界選手権で扱ったデッキは、「フリーズ・メイジ」「オイル・ローグ」「パトロン・ウォリアー」の3種。
高めた武器の威力でアグロとコントロールを両立するトリッキーなオイル・ローグは、16名中たった3名しか採用しませんでしたが、これを採用したOstkaka選手とHotform選手が共に決勝に進出するという結果になりました。
2015年に一定の活躍を続けてきたフリーズ・メイジは、何と言っても「史上最高の対戦」とも評されるOstkaka対Thijs戦がそのハイライトで、両者のフリーズ・メイジのミラー・マッチは息を呑むほどのハイレベルな争いでした。
ウォーソングの武将の弱体化後もぐったりガブ呑み亭の常連たちは元気であり、彼らの増殖を基本戦術とするパトロン・ウォリアーで、Ostkaka選手は合計5試合を5勝0敗の成績を残しました。
3代目王者のPavel選手が2016年の世界選手権で扱ったデッキは、「ヨグ&マリゴス・ドルイド」「テンポ・メイジ」「ミラクル・ローグ」「ミッドレンジ・シャーマン」「クトゥーン・ウォリアー」の5種。
最強であるシャーマンがBanされまくって、全く試合に現れない大会において、残りの4種のデッキで戦うPavel選手は大苦戦を繰り返しました。
6戦中で5戦も第1試合を落としていて、なおかつ3連敗からの4連勝による4-3で大逆転勝利を果たすこと二度。
――Pavel選手は常にあきらめずに逆境を跳ね返す選手として、人々の記憶に残りました。
史上最も多くの試合数をこなした世界選手権王者ながらも、呪文を多用するドルイドのデッキでは5勝0敗の成績を残し、気まぐれな旧神ヨグ=サロンのランダム効果を味方にしたことも話題を呼びました。
そのような当時の大会におけるデッキ群を正しく再現するために、現在までに弱体化などの修正を受けたカードは、当時の性能に戻されています。
内容が変更された自然の援軍は、当時の「突撃を持つ2/2のトレントを3体召喚する」に戻されていて、獰猛な咆哮と組み合わせた14点ダメージのバースト・コンボが久々に復活しています。
墓掘り人が再び序盤で試合を決着し得る存在となり、修正時に大騒動を巻き起こした烈火の戦斧もコストが2に戻されています。
Pavel選手のデッキにある希望の終焉ヨグ=サロンは、すでに修正を受けた後の世界選手権で用いられたため、これは修正前の状態に戻ってはおらず、能力発動中に破壊されるとランダム効果を停止します。
- デッキの編集ができないので、カードの収集状況の差によるハンデが生じない対戦となります。
始めたばかりのアカウントでも互角の条件による対戦を楽しめます。 - 今回は、双方が構築済みのデッキを用いるルールです。
したがって、お互いのデッキの内容を知ることが攻略の必須事項となります。 - 対戦フォーマットは「ワイルド」であるため、収集できる全てのカードが登場します。
ランダムにカードを生成する効果も、収集できる全てのカードが対象となります。
2014年に作成されたFirebat選手のデッキのランダム効果によっても、2015年以降にリリースされたセットのカードが生成されることもあります。 - 試合内容には影響を与えませんが、第1ターンの開始時に双方のプレイヤーの名前は、扱うデッキの作者の名前に置き換わります。
全12種類のデッキの内容と解説は、それぞれ以下のリンク先に掲載しています。