2018年が終わろうとする今、この1年の間に起こったハースストーンの重大な出来事を、ニュース形式で振り返ります。
コミュニティへ与えた反響の大きさの順にランクを定め、そのランク順に掲載していきます。
ランク圏外のニュース
トップ24には入らなかったものの、特筆すべきであると思われるニュースをここにまとめます。
「ワイルド・フォーマット」の王者を決める公式世界大会の「ワイルドオープン」第2回が開催され、中国のHamster選手が優勝しました。
「スタンダード」専門の招待プレイヤーがそのまま優勝した結果については、小さくない動揺が「ワイルド」のコミュニティの間で広がりました。
既存の冬至祭、真夏の炎祭り、ハロウェンドといったシーズン・イベントに、新たにノーブルガーデンが加わりました。
5月のイースター・エッグを由来としたイベントであり、ゴールデン版の卵泥棒とデビルサウルスの卵がログイン報酬となりました。
8月にジャカルタで開催された「アジア競技大会」で、ハースストーンが競技種目として初採用されました。
60年以上も続く世界的に有名な大会においてe-Sports部門が取り入れられたことは、日本では「eスポーツ」のワードが流行語大賞のトップ10入りするほどに広まった契機となりました。
【2018年3月】
「激怒」のキーワードの撤廃
ハースストーンの初年度から存在した激怒の能力キーワードが廃止され、代わりに「ダメージを受けている間○○となる」というカード・テキストに変更されました。
その変更理由は以下のとおりです。
- 「激怒」というキーワードが言い表している内容を直感的に連想させづらい。
- 「激怒」というキーワードに簡素化しても省略できるテキストの文字数が少ない。
- 「激怒」というキーワードと相互作用があるカードが発行されていない。
- 多用されていないキーワードを排除してゲーム内容をより明確にしたい。
「激怒」ミニオンを召喚することが達成条件であるデイリー・クエストの「激怒の時代」もゲームから排除されました。
このメカニズム自体は継続してデザインされることが示唆されており、実際に今年にはレッドバンドスズメバチ、まどろむ狙撃手、強仙師の3種の「激怒」系ミニオンがリリースされました。
【2018年6月】
「時をかける酒場」と闘技場専用カード
「ウィッチウッド」の主要キャラクターとして登場した時の匠トキが主役となる、スペシャル・イベントの「時をかける酒場」が開催されました。
期間中は闘技場のチケット1枚がログイン報酬となり、ゴールドと魔素の両方が報酬となる特別なデイリー・クエストが配信されました。
さらに期間中には、28種の闘技場専用カードが闘技場のドラフトで登場するようになりました。
時空操作を得意とする時の匠トキのイベントであることから、これらの闘技場専用のカード群の多くが「時間」や「過去の世界」をテーマにしてデザインされています。
中でも時の匠トキの友人という設定であるレジェンド・ミニオンのクロミーは、ハースストーンのオリジナル・キャラであるトキとは異なり、原作の「World of Warcraft」では重要なキャラクターの一人として登場していたために注目を集めました。
ハースストーンで登場したクロミーが生成する「歴史的大事件」カードの「ダークポータルの開通」「ハイジャル山の戦い」「ダーンホールドからの脱走」「ストラトホルムの虐殺」は、いずれもアゼロス史のゆくえを大きく左右した有名な事件であることも話題になりました。
2018年 総合ニュース・ハイライト
<目次>