9月19日の未明に、「開発だより」と題された投稿が公式サイトに掲載され、そこで様々なアップデートが一斉に告知されました。

「クラシック・カードの新規追加」や「入門ランクの新設」など、特筆されるべきゲーム内の追加要素があったのですが、この「開発だより」で何よりもコミュニティを騒がせた項目は、実装が約束されていた「大会モード」の開発が突如として白紙状態に戻ったことでした。

その理由の掲載文はどうにも説明不足であり、後にディレクターのベン・トンプソン氏も「開発陣の意向とユーザの期待する内容に大きなズレがあったから」とあいまいな弁明をするにとどまった、消化不良のままコミュニティを大いに落胆させた発表でした。

今から振り返ると、不自然なほどに多い発表項目を一つの「開発だより」という投稿にまとめた理由は、この「大会モードの実装中止」という告知を少しでも隠し包むことで、反響を抑えようと試みたからだとも邪推できます。

「ゲーム・バランスの報告」に関しては、良好なクラス・バランスのアピールが掲載されたものの、後にVicious Syndicateから相性差問題が指摘されて大きな話題となりました。

ここで調整の保留が発表された含み笑う発明家とアヴィアナ・コンボに関しても、それぞれ1か月後には弱体化修正が施される結果となりました。

第5代目の世界王者を決める今年度の選手権は現在進行中であり、いよいよ佳境を迎えます。

今年は世界各国で公式大会の「ツアー・ストップ」が設けられたことから、選手権ツアーに関する話題が集まる機会が去年よりも飛躍的に増えました。

シーズン選手権は夏季と秋季が終了し、すでに8名の選手が決勝大会進出を決めています。

残り8名の決勝進出者は、来年の冬季選手権と各地域のポイント・リーダーによって定められます。

今年に新設された「ハースストーン・マスターズ」の制度については、以下の各選手がマスターズの称号を獲得しています。