すでにゴールデン版を2枚組で(レジェンドならば1枚)所有している殿堂入り予定のカードについては、特に何もアクションを起こす必要はありません。
そのまま「スタンダード」の切り替えを迎えることで、そのカードが生じさせる最大量の魔素が配布されます。
そのカードのゴールデンではない通常版を作成したとしても、その通常版カードからは魔素の補償が一切発生しません。
殿堂入り予定のカードのゴールデン版を所有しておらず、通常版を所有しているケースにおいては、大まかに「魔素獲得」と「ゴールデン化」の2つの選択肢があります。
とにかく魔素を入手したい場合は、何もアクションを起こさずに「スタンダード」の切り替えを迎えることで、各カードが生じさせる魔素の配布を受けるようにします。
ゴールデン版を作成する場合は、上記の魔素入手の権利を放棄して、実質無料でそのカードのゴールデン版を所有する結果となります。
コモン・カード(自然への回帰 / 黒猫)の通常版を所有していて、ゴールデン版は未所有であるというケースにおいては、「魔素獲得」の目的においても、ゴールデン版を作成する方がわずかに得をします。
40魔素の配布を受ける → 通常版1枚の還元で5魔素獲得 = +45魔素
作成費400魔素 → 400魔素の配布を受ける → ゴールデン版1枚の還元で50魔素獲得 → 通常版1枚の還元で5魔素獲得 = +55魔素
未所有の殿堂入り予定のカードについては、「スタンダード」切り替え前のいずれかの時点において作成しておくことで、それを実質無料で所有できることになります。
そして、現在にハースストーンをプレイしていて、現在のメタ環境で大きく活躍しているカードは、今の時点で作成することで、今からすぐにそれを使うことができるのです。
中立カードで広く流行するゲン・グレイメインと月を食らうものバクを筆頭に、黒猫、神聖なる恩寵、ドゥームガードは、それぞれ現時点で高い使用率が認められています。
ゴールデン版と通常版のどちらを作成すべきかについては、次項のQ&Aを参照してください。
未所有の殿堂入り予定のカードの中で、昏き牡鹿やきらめく蛾などの現時点で全く流行していない不人気カードや、流行していても今は使う予定がないカードについては、「スタンダード」の切り替えが発生する直前まで作成を保留することが推奨されます。
カードパック(特に酒場の喧嘩のクラシック・パック報酬)や、毎月のシーズン報酬の宝箱(1枚以上のゴールデン・カードが含まれる)などから、不意にそれらを獲得できる機会がまだあるからです。
作成はなるべく保留するべきと説明したばかりですが、そのことによって肝心の作成を忘れてしまっては本末転倒です。
「スタンダード」が切り替わる前に、つぎ込める魔素の上限分まで未所有カードをきっちりと作成および所有しておくことは、何よりも大事な鉄則です。
魔素の配布日となる「スタンダード」切り替えの実施日(新拡張セットのリリース日)が発表され次第、その日を作成締め切りと見なして注意しておく必要があります。
コレクションの状況にもよりますが、大多数の人にとっては、現在に魔素入手の目的で購入するべきカードパックは「妖の森ウィッチウッド」です。
今回は実に6種類もの殿堂入りが「ウィッチウッド」セットのカードであり、そのカードパックから殿堂入り予定カード(ゴールデン版も含む)を引き当てる確率が高い状況になっています。
未所有カードの作成に必要な多くの魔素をカードパックの購入によってまかなおうとする場合には、ぜひこの鉄則をお忘れなく。
「新環境ですぐに少しでも魔素がほしい」「ワイルドは一切プレイしない」などの理由があるならば、補償の魔素が配布された直後に殿堂入りされたカードをすぐに還元して、追加で魔素を入手しても構いません。
しかしながら、魔素補償の完了後の還元については、どのタイミングで行おうとも魔素の入手量に変わりがないことを気に留めておいてください。
将来的に、酒場の喧嘩等のイベントで役立つことがあったり、弱体化修正等が施されて還元量が増えることがあるかも知れないのです。