がんの病状が悪化したことをRedditで告白し、大きな話題を集めたCrescendoさんが、約5か月のときを経てRedditに再登場しました!
※Crescendoさんについて
「復帰できる見込みがあまりない」と以前に診断された、がんの病と闘っているプレイヤーです。
Hearthstoneの大ファンであり、Hearthstoneに対する想いと、Hearthstoneから別れる悲しさをRedditで存分につづりました。
その投稿記事は大反響を呼び、掲載直後から現在までRedditのHearthstoneカテゴリーの総合トップ1位となり続けています。
当サイトでは、その投稿記事の全文を日本語に訳して紹介しています。
Break Time – 「Thank you Hearthstone!」あるプレイヤーのお別れの挨拶
Crescendoさんが再び投稿するきっかけとなったのは、本日の未明に判明した「The Grand Tounrament」の新カードのフレイバー・テキストです。
Dreadsteedのフレイバー・テキストが以下の内容であるとRedditに投稿されました。
HearthstoneにおけるDreadsteedは、何度でも蘇る「不死」のMinionです。
「つき従う騎馬隊」とはもちろん、彼の回復を後押しするメッセージを寄せ続けた何千ものプレイヤーたちを意味しています。
すると、そのスレッドにおいて、Hearthstoneのコミュニティ・マネージャーであるDaxxarri氏が、Crescendoさんと直近に会っていたことを明かしました。
Crescendoさんが存命中であることを知り、にわかにスレッドが沸き立ちます。
そして、Daxxarri氏による呼びかけがあったのか、Crescendoさん自身が登場してコメントを掲載しました。
その全文を日本語に訳して以下に掲載します。
Crescendo (2015/08/18 09:24 UTC)
こんにちは、reddit! :)
返事が遅れてごめんなさいね。
あのスレッドを投稿してから約5か月が経ちました。
本当に多くの、たくさんの、あふれんばかりのメッセージを、あなた方からいただきました。
膨大な数の親切で素敵な言葉を目にして、圧倒されています。
私がどのような状態であるのかを気にかけて、私を励まそうとした全ての方々に、感謝の意を申し上げたいと思います。
ただ、いくつかの例外的なメッセージも受け取りました。
私がこれ以上プレイできないだろうと考えたのか、私のアカウントを得ようとしてアカウント情報を尋ねてくるメッセージが寄せられたのです。
5千ものポジティブなメッセージに囲まれていても、あの1つのネガティブなメッセージが突出して私の記憶に深く刻まれています。
それが、redditから数か月も離れていた主な理由でした。
とにかくも、私は快方に向かっています。
つらい数か月ではありましたが、担当医によると、以前よりも病状がずっと良くなっているとのことです。
数週間前に担当医の方々は、慎重に見極めながらも「全快できるほどに良くなっていくだろう」という楽観的な観測を伝えてくれました。
今後も治療に長い年月を要することでしょう。
家族が私をBerufspessimist(ドイツ語・プロの悲観者の意)と称するように、私は今でも恐怖心を少し抱いているのです。
ただ、このような事態になったのも、私がボルシア・ドルトムント(※補足: ドイツのプロ・サッカー・チーム / 日本人選手の香川真司が所属)のファンであるからだと考えるようになりました。
あのチームも2003年から2008年までの長い期間に、存続の危機に陥っていたのです ;)
担当医からの楽観的な言葉によって、私もまた楽観的になってきたようです。
私はこの機会において、Hearthstoneのチームの全員に、とりわけDaxxarri氏に大きな感謝の意を表したいのです!
苦境に立たされている時期には、他人のわずかな意思表現や行動が、気分を向上させる大きな助けとなり得ます。
Hearthstoneのコミュニティ・マネージャー・チームは、カードのフレイバー・テキスト以外のことに関しても、信じられないほどに親切に接してくれました(開発チーム陣も同様だと私は確信しています :))。
フレイバー・テキストへの掲載など大したことではないと思われるかもしれませんが、私にとっては大きな報奨です。
気絶しそうなくらいに誇りに思っています。
ありがとうございました!!
数か月の休止期間(この間に友人が私のためにBlackrock Mountainを購入してくれました)を経た現在、私がHearthstoneをプレイできる頻度はもう少し増えそうです。
やった! :)
この数か月間はろくにプレイできませんでした(少なくともシーズン報酬のCard Backを獲得したかったのです)ので、今後は自宅でじっくりと対戦の感覚を取り戻さねばなりません。
私はそのことを楽しみにしています。
何もかもを忘れていないことを願っています。
crescendo1909
- 快方に向かっていると聞いて嬉しく思っているよ!
あの最初の投稿からずっと、対速攻型のデッキにはあなたの名前を付けているんだ。
がんのようなデッキを打ち破るためのデッキにね。 - いやったあああああああ!
- Hearthstoneをプレイしたことはないけれど、あの投稿には涙していました。
おかえりなさい! - 瀕死 →
Mal’Ganis召喚「I AM MAL’GAAANISSS…. I AM ETEEEERNAAALLLL!!!!」→
がん「な、なにぃ…!?」 →
次はAntique Healbotだ! Go Crescendo!
- 私がこれ以上プレイできないだろうと考えたのか、私のアカウントを得ようとしてアカウント情報を尋ねてくるメッセージが寄せられたのです。
クソみたいな奴もいるもんだな。
- ハラスメント行為による厳罰対象に該当するから、スクリーンショットを撮って送るんだ。
- 業者の「アカウントくれませんか」の定形メッセージが日常的に飛び交っている世界だから、深刻に考え過ぎないでおくれよ。
- Refreshment Vendor、Antique Healbot、Healing Wave、そしてTree of Lifeまでもを、あなたのもとに送り続けています。
- これBlizzardはよくやってくれたな。
また涙が出てきたよ。- (Dreadsteedに)Silenceできなくなるじゃん。
- もう、Hearthstoneの開発チームは本当に好きだよ。
コミュニティのことをしっかりと理解している。
- 今日一番の嬉しいニュースだった。
- 病と対峙してTopdeck(ここ一番のカードの引き)を引いて、BMして(悪態をついて)勝利してきたんだな!
本当によかった。
またRanked Playで対戦できることを願っているよ。