ブリザード社は、BattleTagの名称変更を、Battle.netの有料サービスの一つとして販売することを公式に発表しました。

2012年8月末にBattleTagが採用されて以来、初めてBattleTagの変更が無制限に行えるようになりました。

BattleTagとは、ブリザード社のオンライン・ゲームおよびBattle.netで用いられる、各ユーザーのハンドル・ネームです。

ハースストーンでは、フレンドリストを開くと、自分のBattleTagを確認できます。

何らかの理由によって自分のBattleTagを変更したい場合は、この有料サービスを利用することで、いつでも何回でも変更することができるようになります。

BattleTagの変更料金は10 USドル（およそ1,000円）です。
以下のBattle.netショップのページより購入できます。

注意すべき点は、どのアカウントでも、最初の1回はBattleTagを無料で変更できることです。
この無料の変更権を消費していない場合は、BattleTagを変更する際にお金を支払う必要がありません。

一度無料の変更権を消費していて、さらにもう一度BattleTagを変更したいユーザーが、この有料サービスを利用することになります。

BattleTagの変更は、フレンドの登録状況には何の影響も及ぼしません。
変更後に、フレンド側のフレンド・リストにある自分のBattleTagは、自動的に新しいものに更新されます。

ただし、BattleTagを変更したことをフレンドに伝えないと、新しいBattleTagが自分のものであることを相手が認識できない可能性が生じます。

BattleTagの名前が決定されると、自動的に名前の後に識別子と呼ばれる数字が付加されます（※例： 真田丸#2016）。
識別子はランダムに決定されます。

この識別子が存在するために、BattleTagの名前部分は他人と重複することができます。
例えば、BattleTagの名前部分を「olympic」としているプレイヤーが複数いるとしても、それぞれ「olympic#1896」「olympic#1964」「olympic#2020」などの識別子の違いによって共存することができます。

• BattleTagを変更すると、BattleTagの後半部分の識別子（#1234などの数字部分）も変更されます。
• 数字や、アクセント付きの文字（á, é, í, ó, ú …）をBattleTagの名前に使用することもできます。
  ただし、数字を最初の文字とすることはできません。
• 空白や記号は名前に使用できません。
• 日本語のひらがな、カタカナ、漢字をBattleTagの名前に使用することもできます。
  ただし、日本語文字と英字を併用することはできません。
• BattleTagの名前の文字数は、半角英数字であれば、3文字以上、12文字以下の範囲内とする必要があります。
  日本語文字であれば、2文字以上、8文字以下の範囲内とする必要があります。
• ブリザード社が定めた「ゲーム内やフォーラム内での違反行為」に抵触する名前の使用は禁じられています。
• ルールに準拠していないBattleTagは、ブリザード社によって強制的に変更されます。
• 名前と識別子が組み合わされた全体がBattleTagと定義されます。
  BattleTagでフレンド登録をする際には、名前部分だけでなく、後半の数字部分の識別子も含めて登録する必要があります。
  ゲーム内の一般の場面で表示されるニックネームは、BattleTagの名前部分だけです（数字部分は表示されません）。
• よほど親しい間柄でなければ、フレンド登録を申請する際には、メール・アドレスではなくBattleTagの方を伝えることが推奨されます。
  メール・アドレスによるフレンド登録だと、お互いのフレンド・リストに、BattleTagではなく本名が表示されることになるからです。
  詳細は以下の投稿を参照してください。
  アカウントのセキュリティ #3: Real ID フレンド登録
  
• 名前部分だけでなく識別子も含めたBattleTag全体は、プレイヤー個人を特定するものなので、公開する際には慎重に考慮してください。
  Battle.netのアカウント名でもあるメール・アドレスの方をむやみに公開するのはおやめください。
  私は過去に、この行為によってBattle.netアカウントを乗っ取られた経験があります。

毎年、「BlizzCon」のライブ・チケットとバーチャル・チケットの購入者には、ブリザード社のゲーム内で利用できるアイテムが特典として贈られます。

そして、「BlizzCon 2016」の購入特典が先日発表されました。

気になるハースストーン部門の特典は、3年連続でCard Back（カード裏面のデザイン）でした。

ハースストーンの酒場の入り口があしらわれた裏面デザインである「Welcome Inn Card Back」です。

「BlizzCon」のチケットを購入したアカウントでハースストーンをプレイすると、このCard Backの報酬がゲーム内で発生するようになります。

World of Warcraft部門の特典は、ゲーム内のペットの「Legionnaire Murky」と「Knight-Captain Murky」です。

オーバーウォッチ部門の特典は、ヒーローのスキンである「BlizzCon 2016 Bastion Skin」です。

Diablo 3部門の特典は、ゲーム内のペットの「Diablo 20th Anniversary Pet」です。

Heroes of the Storm部門の特典は、ゲーム内の乗り物の「Nexus Tiger Mount」です。

StarCraft 2部門の特典は「Mystery Goodies」です。
内容の詳細は明らかにされておらず、未発表であるStarCraft 2の新しいコンテンツに関連するグッズである模様です。

これらの特典は、実際に「BlizzCon」に参加するライブ・チケットの購入者だけでなく、自宅で配信を通じて「BlizzCon」を楽しむバーチャル・チケットの購入者も対象として贈られます。

「BlizzCon 2016」のバーチャル・チケットを購入すると、「BlizzCon 2016」のライブ中継のストリーミング放送をBlizzConの公式サイトより視聴できるようになります。

価格は39.99 USドルです。

「BlizzCon 2016」のバーチャル・チケットの詳細と、バーチャル・チケットの購入方法は以下の投稿より参照できます。

• これらの特典は、チケットの販売が終了すると、二度と入手できなくなります。
  ライブ・チケットは例年どおりに即日完売となっています。
  バーチャル・チケットは、「BlizzCon 2016」が11月6日未明に閉幕すると販売が終了されます。
• これらの特典は、BlizzConのチケットを購入したアカウントに贈られます。
  他のアカウントには譲渡できないので、チケットを購入する際にはログインしているアカウントを十分に確認してください。
• これらの特典は、「BlizzCon 2016」の開幕時（11月5日未明）に使用可能となります。