武器の密売を得意とする「グライミー・グーンズ」は、ゲーム内でも多種多様な武器を私たちに披露します。
このコンセプト・アートに描かれている武器の数々もオリジナル性にあふれています。
大型散弾銃の弾は、なんと岩石。
大量の岩石が搭載された容器に付属している、レバーを回すことで石を装填し、内部で粉々に砕いて散弾するようです。
水がしたたるピラニア銃の弾は、球体形の水槽内で生け捕りにされているピラニアそのものです。
その下部には、釣り竿を改造したと思われる、実効性があるのかよくわからないユニークな銃が掲載されています。
野球のバットも、「グライミー・グーンズ」が手掛ければトゲ付きの殺傷武器になります。
ハンマーには、どういう訳か点火した導火線が付いています。
凶器となるほどに鋭い魚の骨はマーロックが扱うブレードであり、大物オーガがはめる指輪は尖った宝石が散りばめられたサックです。
スコープの上にスコープが付いている小銃は、「スコープがダブルだからもう外しようがない」と開発陣によって紹介されていました。
もともとガジェッツァンは、腕利きのゴブリン技師が建設した都市です。
そのために「グライミー・グーンズ」は、彼らと手引して、あらゆる武器をアップグレードして強化しています。
単に武器の威力を高めるだけでなく、構成員の種族に適した武器を開発することで、勢力の拡大に役立てています。
その豊富でユニークな武器の数々は、ハースストーンのプレイヤーを楽しませる魅力につながっています。
知力より体力。
知性より凶暴性。
粗暴で、短気で、タフで、腕っぷしが強い荒くれどもが、「グライミー・グーンズ」の構成員を占めています。
「グライミー・グーンズ」は、ガジェッツァンをうろつくチンピラや喧嘩屋から、高い人気を得ているからです。
ギャングや暴力団と同様に、街で不良として活動した連中が行き着く場でもあります。
皆が血の気が多く、野心にあふれ、何事に対しても自分の流儀で押し通そうとします。
「グライミー・グーンズ」側も、殴り合いに自信がある者や、武器の取り扱いに長けた者であれば、種族を問わずに参入者を広く迎え入れています。
ガジェッツァンにあるタランのバーで血なまぐさい話題に興じていると、マスターを通して「グライミー・グーンズ」から勧誘されるとも噂されています。
その「グライミー・グーンズ」の構成員たちは、帽子、チョッキ、サスペンダー、ピンストライプの服を好んで身につけます。
似合っているかどうかは別問題として、ボスのハン=チョーの影響によるものと思われます。
ナワバリ意識と仲間意識が強いことも、「グライミー・グーンズ」の構成員たちの特徴です。
彼らは基本的につるんでいるし、他の団体と所有権をめぐって争うときには、必ず戦力や武器の援助がもたらされます。
それをゲーム内で表現するのが、「グライミー・グーンズ」に属するカードの能力です。
「グライミー・グーンズ」のカードの多くは、手札にあるカード、すなわち組織内の仲間や物資を強化します。
「グライミー・グーンズ」のミニオンたちは、ナワバリ争いに備えて、十分に武装してから登場するのです。
ハースストーンでは、肉弾戦と武器の扱いが得意である、ウォリアー、ハンター、パラディンの各クラスが「グライミー・グーンズ」に所属しています。
「仁義なきガジェッツァン」における、この3クラスの専用カードは、「グライミー・グーンズ」の勢力を拡大させる原動力となります。
リリース後にガジェッツァンを支配するのは、果たしてどの組織となるのでしょうか――