ハースストーンのリリース当初より、コミュニティから長く要望され続けていたゲーム・システムの変更点は、9つしかないデッキ・スロットを増やすことでした。

1クラスにつき1つしかデッキを保存できない状態では、プレイヤーによっては頻繁なデッキの削除と再作成が必要となるため、不便であると感じられていたのです。

その要望に応えるかたちで、「スタンダード・フォーマット」が開幕する直前に、ついにデッキ・スロット数が倍の18まで増やされたのです。

対戦フォーマットが「スタンダード」「ワイルド」に分けられる予定であり、より多くのデッキが保存されることになる事情が、スロット増設の決定を後押ししたのかもしれません。

デッキ・スロット数がなかなか増やされない原因について「増やすとプレイヤーが混乱する」と開発陣が示唆したことを、とかくコミュニティは非難の的にしていました。

「デッキ・スロットの拡張によって誰が混乱するんだ！？」という言い分が、実際にデッキ・スロットが拡張されるまで叫び続けられました。

この「プレイヤーが混乱する」騒動の発端は、過去の「ナクスラーマスの呪い」のリリース時における、開発陣のベン・ブロード氏に対するのインタビューでした。

ここで同氏は、デッキ・スロットを増やしすぎると、プレイヤーを圧倒させたり、作成したデッキの内容が忘れられてしまう恐れがあると説明していました。

それをコミュニティが独自に総括して、「混乱する」という表現に変換し、「デッキ・スロットを増やすとプレイヤーが混乱する」と示唆されたと叫ぶようになったのです。

ベン・ブロード氏は、実際には、デッキ・スロットの拡張がプレイヤーを「混乱させる」とは考えていませんでした。

しかしながら、コミュニティの間で「スロット数の増加 ＝ プレイヤーの混乱のもと」という認識が定着してしまっていて、スロットの増加後には「これは混乱する！」などの悪ふざけのフィードバックが多数寄せられました。

同じパッチ「4.2.0」で、コレクション・モードの検索フィルターが強化されました。

「攻撃:」「体力:」「マナ:」と入力し、続けて数値を入力することで、攻撃力、体力、マナ・コストでカードを抽出することができるようになりました。

検索フィルターの新機能の詳細は、公式サイトで参照できます。

＜目次＞

タイ語版のリリース

「酒場のヒーロー」トーナメントの新設

パッチ「6.2.0」 – イセリアルの売人とマーロックの変更 / デイリー・クエスト多数追加

パッチ「4.2.0」 – デッキ・スロットの拡張 / カードの検索フィルターの強化

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