太古よりの生物が今なお生きる禁断の魔境、ウンゴロ・クレーター。
ここでは、原始時代の生態系が今も残っており、魔力に満ち溢れた巨大で獰猛な恐竜、大自然の力をまとうエレメンタル達が大地を闊歩しています。
さぁ、デッキを確認して新たな大冒険を始めましょう!
「大魔境ウンゴロ」(原題:Journey to Un’goro)は、ハースストーンの拡張セット第5弾です。
日本時間の2017年4月7日にリリースされました。
アジア・サーバー … 午前5時
アメリカ・サーバー … 午前2時
135種類のカードで構成されます。
拡張セットとは?(※クリックで開く)
既存のカード群に追加される新カードのセットです。
エキスパンションと呼ばれることもあります。
多くの対戦型カード・ゲームで採用されている追加コンテンツです。
一般的には100~200種類の新カードで構成されます。
ブースター・パックと呼ばれる、拡張セット専用のカード・パックを購入することで新カードを入手できます。
それぞれの拡張セットには個別のテーマが設けられ、新カードはそのテーマに沿った内容になります。
Hearthstoneの拡張セットも、上記の特徴に従ってリリースされます。
ゲーム内のショップに拡張セット専用のカード・パックが登場します。
これを購入することで、拡張セットの新カードをランダムに入手できます。
入手した新カードは、これまでに収集したカードと同様に、デッキに入れて試合で用いることができます。
新カードは既存のカードとも作用するために、新カードが追加されるたびに戦略の大改革が起こります。
魔法の力と危険に満ちた、ウンゴロ地方のジャングルにおける、エリーズ・スターシーカー率いる冒険隊の活劇がテーマとなります。
アゼロス大陸の西南部に広がるジャングル地帯の、ウンゴロ・クレーター(Un’Goro Crater)です。
南国特有の木々や植物が生い茂り、恐竜などの肉食動物が徘徊(はいかい)する一方で、クリスタルやエレメンタル生物なども共存している、少し不思議なエリアです。
この地域は、アゼロスの世界を創造したタイタン種族が、最古の時代に実験場と居住地を兼ねる場所としていたと伝えられています。
タイタンは原則的に大陸の生態系に直接干渉しませんが、ウンゴロにおいては例外的にあらゆる生命体の実験を行ったために、様々な種族や物質が共存するようになったということです。
交易都市ガジェッツァンが存在するタナリス地方と、旧神のクトゥーンが封印されたシリサス地方に挟まれる位置にあります。
過去には、クトゥーンの軍団とファンドラル・スタッグヘルムの軍団がシリサスで抗争した際に、後者がタナリスへ退却する途中で両軍の戦場になったこともあります。
中央にはウンゴロを象徴する活火山がそびえていて、そこではファイア・エレメンタルが多数棲息し、豊富な鉱物資源に恵まれている場所となっています。
神秘なパワー・クリスタルも資源として点在し、それらはクエスト達成用の収集アイテム、防具の材料、プレイヤー・キャラクターの強化アイテムなど、ゲーム内において様々な用途で扱われました。
「大魔境ウンゴロ」では、そのウンゴロ・クレーターに、リーグ・オブ・エクスプローラーでも登場した探検家エリーズ・スターシーカーが足を踏み入れます。
自然の危険が満ちあふれているウンゴロへ探索に臨む、彼女と彼女が率いる探検隊には、一体何の目的があるのでしょうか――
「大魔境ウンゴロ」では、エレメンタルが、新しい種族としてゲームに追加されます。
メカやドラゴンに続く、8種類目の種族です。
「大魔境ウンゴロ」で登場するエレメンタル種族のミニオンの多くは、直前のターンにエレメンタル種族のミニオンカードをプレイしていると、能力のボーナスを得ます。
例えばストーン・センチネルは、直前のターンにエレメンタル種族を手札から召喚していた場合は、2/3の挑発ミニオンを2体召喚します。
- プレイヤーが手札からエレメンタル種族をプレイして召喚した場合のみ有効であり、ランダム能力などによって場に直接エレメンタルが配置された事象は対象外となります。
- 直前のターンにエレメンタルをプレイしたかどうかが参照されるため、前の前のターンと、その以前までにエレメンタルをプレイした行為は影響を与えません。
- 手札にあるエレメンタル種族が、特有のボーナスを発動できる場合は、カードの周囲が独特に光ります。
過去に登場してきたエレメンタルのミニオンたちも、エレメンタル種族になります。
種族が「なし」から「エレメンタル」に変わる既存のミニオンたちを以下に掲載します。
「大魔境ウンゴロ」では、適応が、カード・テキストの新しいキーワードとしてゲームに追加されます。
適応が発動されると、全10種ある能力の中からランダムに3種が提示され、それをプレイヤーが1つ選択することになります。
例えば、緑なすロングネックという「雄叫び: 適応」を発動するミニオンをプレイすると、召喚と同時に3つの能力がランダムに提示されます。
その中から1つを選ぶと、選んだ能力が緑なすロングネックに追加されます。
「攻撃力+3」を選んだ場合は、緑なすロングネックは8/4のミニオンとして召喚されます。
カザカスの能力とよく似ています。
状況に応じて柔軟に扱える能力になりそうです。
全10種の「適応」能力の内訳を以下に掲載します。
- +1/+1
- 攻撃力+3
- 体力+3
- 聖なる盾
- 疾風
- 挑発
- 断末魔: 1/1の植物を2体召喚する
- 呪文とヒーローパワーの標的にならない
- 次の自分のターンまで隠れ身を与える
- このミニオンからダメージを受けたミニオンを破壊する(猛毒)
さらに、呪文専用の新しいキーワードである、クエストがゲームに追加されます。
クエストは、発動されると秘策のように、ヒーローのポートレイトに発動条件が表示されます。
その発動条件を満たすと、強力な効果が発生するのです。例えば、目覚めよ創造主をプレイすると、「7体の断末魔ミニオンを召喚する」というクエストが自分のヒーローにセットされます。
その条件を満たすと、報酬として、希望の番人アマラという超強力なミニオンカードが手札に加えられます。
特筆すべき事項は、2つです。
まず、クエスト呪文は全てレジェンド・カードになるということです。
レジェンドであるために、デッキに追加できるクエストのカードは、1種類につき1枚だけとなります。
ミニオン以外のカードで、初めてレジェンドのレアリティが登場することにもなります。
もう1つは、試合開始前の手札の選択(マリガン)時に、必ずクエストカードが出現することです。
毎試合に、必ず第1ターンにクエストをプレイできるという訳です。なお、マリガン時に出現したクエストカードをデッキに戻すこともできます。
- クエストの呪文カードは、全てコストが1になるということです。
- クエストの呪文カードは例外的に、呪文をランダムに生成する能力や、発見能力によっては出現しません。
闘技場のデッキ構築時におけるカード・ドラフトでも登場しない予定です。 - クエストは、秘策のようにヒーローのポートレイトにセットされますが、秘策と異なり相手プレイヤーもその内容を確認できます。
- クエストは、秘策のようにヒーローのポートレイトにセットされますが、秘策に関連する能力の影響を受けません。
例えば、秘密を喰らうものの能力によってクエストが消失することはありません。 - クエストがヒーローのポートレイトにセットされると、最大5種類までセットできる秘策のスロットを1つ消費します。
すなわち、クエストがセットされていると、秘策は4種類までしかセットできなくなります。 - 秘策と異なり、クエストは一度に1種類までしかセットできません。
すでにクエストがセットされている状況では、クエストの呪文カードをプレイできません。 - 秘策と異なり、相手のターン中でも発動が可能となります。
両プレイヤーのターン中に、クエストの達成度は進行されます。
全ての「大魔境ウンゴロ」の新カードは、全て以下の投稿に掲載しています。
- 収集可能な135種類の新カードのうち、23種類がレジェンド・カードであることが発表されています。
全9クラスの専用レジェンド・ミニオンが1種類ずつ、全9クラスの専用クエストが1種類ずつ、中立のレジェンド・ミニオンが5種類という内訳です。 - 「大魔境ウンゴロ」の新カードの主な入手方法は、同セットのカードパックを購入することです。
「大魔境ウンゴロ」セットのカードパックは、リリース後のゲーム内ショップにおいて、ゴールドおよび実際のお金で購入できます。
価格は既存のカードパックと同じです。
- 他の有料コンテンツと同様に、購入内容が反映されるのは購入した地域のサーバーだけです。
購入する際には、ログインしているアカウントとプレイ地域をよく確認してください。 - 「大魔境ウンゴロ」セットのカードは、リリースされた時点から全て魔素(Dust)で作成できます。
還元すると、既存のカードと同様に、魔素に変換されます。 - 「大魔境ウンゴロ」カードパックからレアなカードが出現する確率は、それぞれ既存のカードパックと全く同じです。
- 「大魔境ウンゴロ」がリリースされると同時に、同セットのカードが闘技場(Arena)にも登場するようになります。
コレクションとして収集していないカードも登場します。 - 闘技場の確定報酬となるカードパックは、最新の拡張セットのものになります。
したがって、「大魔境ウンゴロ」のリリース後は、必ず「大魔境ウンゴロ」のカードパックが確定報酬となります。
追加のカードパックが報酬となる場合は、その追加分は他のセットのカードパックになることがあります。 - 「大魔境ウンゴロ」のカードのテキスト部分には、恐竜の足跡のようなシンボル・マークの透かしが施されます。
今作でも、1回だけ購入できる、特別価格のパック販売が実施されました。
通常は40パック分の価格である49.99ドル(モバイル版では6,000円)で、「大魔境ウンゴロ」のパックを50個購入できるキャンペーンです。
「仁義なきガジェッツァン」では付加されなかったCard Backの特別報酬が復活していて、ゲーム内のショップから購入することができました。
恒例どおりに、リリース日に販売が終了されました。
なお、Amazonコインのコインバック対象のコンテンツであるため、Amazonコインの支払いで購入するとコインの割戻しを受けることができました。
Amazonコインによる購入方法の詳細は、以下の投稿より参照できます。