【02/27 ~ 04/07】
拡張セット第5弾「大魔境ウンゴロ」の発表とリリース
2月の末に、開発陣のBen Brode氏とJason Chayes氏が出演した特別ビデオの配信によって、2017年度の最初のカードセット「大魔境ウンゴロ」が発表されました。
「World of Warcraft」にも存在するジャングル地帯のウンゴロ・クレーター(Un’Goro Crater)を舞台として、そこで活動する恐竜や植物などが主役となるカードセットです。
エレメンタル種族、「適応」能力、クエスト呪文が主要な要素となりました。
リーグ・オブ・エクスプローラーでも登場した探検家エリーズ・スターシーカーが、メイン・キャストの一人として再登場しています。
物語の主役となるドイル教授を俳優のダニー・プディ氏が演じる、ショート・ムービーが連載されたことが話題を呼びました。
そのドイル教授の弟子がつづった探検日誌は、公式サイト上で連載され、ハースストーン版のウンゴロのオリジナル・ストーリーを存分に語りました。
ゲーム・デザイン面においては、発見の派生能力である適応は自然に受け入れられたものの、目玉となるクエスト呪文はクラス間の格差が大きく広がる結果となりました。
ほとんど見かけることがなかったパラディンの最後のカレイドサウルスなどに対して、ローグの地底の大洞窟やウォリアーのファイアプルームの中心ではトップ・シーンでも起用され続けました。
リリース直前には、カウントダウンのように毎日のログイン報酬が発生したことも話題を呼びました。
新しい「スタンダード・フォーマット」も同時に開幕するために、新規プレイヤーや、休止プレイヤーの復帰勢も多数参戦し、賑やかな雰囲気の中でリリース日が迎えられました。
・拡張セット #5: 大魔境ウンゴロ (Journey to Un’goro)
・カードリスト – 拡張セット #5: 大魔境ウンゴロ
・ニュース – エレメンタル種族の特有のメカニズムが発表 / 既存の18種のミニオンがエレメンタル種族に
・「大魔境ウンゴロ」新カード・ひとまねグリマールートの発表
・ニュース – 「2017 スタンダード: マンモス年」開幕記念キャンペーンのログイン報酬の発表
・パッチ「8.0.0.18336」の詳細内容 / 「大魔境ウンゴロ」フレーバー・テキスト / 他
・Legends:「大魔境ウンゴロ」のレジェンド #8 – ジョージ・ハーバート・ドイルIV世
・Twitter: 2017年3月6日
・Twitter: 2017年3月14日
【02/16】
「マンモス年」の発表と「スタンダード」の切り替え / 栄誉の殿堂セット / マイエヴ・シャドウソング
1年目の「スタンダード・フォーマット」である「クラーケン年」が閉幕する間際に、2年目の「スタンダード」となる「マンモス年」の概要が発表されました。
予告されていた通りに、「マンモス年」の開幕の時点において、「スタンダード・フォーマット」で使用できるカードセットが一挙に切り替わることになりました。
2015年にリリースされた「ブラックロックマウンテン」「グランドトーナメント」「リーグ・オブ・エクスプローラー」の各セットのカードは、「ワイルド・フォーマット」の対戦でしか使用できなくなり、「スタンダード」の舞台からは退場しました。
その再告知と共に発表され、コミュニティを大きく驚かせた決定が、「クラシック」セットの6カードが「スタンダード」から退場して、新設される「栄誉の殿堂」セットに移行することでした。
アジュア・ドレイク、シルヴァナス・ウィンドランナー、炎の王ラグナロス、アイスランス、隠蔽、凄まじき力がその対象であり、これらは「クラシック」カードパックから登場することもなくなり、魔素を費やして作成することが唯一の入手方法になるとも発表されました。
「クラシック」セットは、いつの時代の「スタンダード」でも使用可能であると公式に言及されていたために、それを覆すような決定はコミュニティを動揺させました。
対象の各カードは常に使用率が高すぎるなど、新鮮な対戦環境を提供する「スタンダード・フォーマット」の意義と矛盾する存在であったことが、「スタンダード落ち」の理由だと説明されました。
弱体化修正による対応も検討されましたが、弱体化されたカードは結局のところ使われないことになるので、能力はそのままに「スタンダード」から退場させることが決定されました。
この大きな決断が下されるにあたって、コミュニティの否定派の意見を完全に押し潰した措置が、これらの「栄誉の殿堂」入りするカード群の補償です。
「栄誉の殿堂」セットへ移行されるカードは、所有してさえいれば、還元しなくとも作成コストと同等の魔素が与えられることが同時に発表されたのです。
未所有であれば、作成しておくことで実質的に無料でカードを獲得できることになるなど、この補償関連の情報交換が活発に行われたために、「栄誉の殿堂」に関する是非を問う議論は吹き飛ぶことになりました。
それだけにとどまらず、ローグの新ヒーロー「マイエヴ・シャドウソング」が登場することまで発表されました。
ローグ・クラスの初の追加ヒーローであり、「マンモス年」の開幕後に「スタンダード」のルールで10勝することで獲得できました(現在でも獲得可能)。
2017年 総合ニュース・ハイライト
<目次>
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