ゴールデン版の方が資産価値が高いために、一般的にはゴールデン版を作成することが推奨されます。
補償の魔素配布を受けた後に殿堂入りカードを還元する場合にも、ゴールデン版の方が還元量が多くなります。
しかしながら、全てのゴールデン版の作成に必要な総計19,200もの魔素などは、そうそう簡単に用意できる訳ではありません。
ゴールデン版のレジェンド1枚の作成に必要な3,200魔素ですら、カジュアル勢にとっては高額な費用となります。
「コモンはゴールデン版を作成すると得をする」と大々的に主張されることも多いのですが、それにしたって初期費用として400も魔素を用意した挙げ句に、たった+10魔素の上積みしか得られないのです。
プレイ可能なカードのコレクションの増強を目的としているならば、用意できる魔素の量によっては、通常版の作成の方が妥当な選択肢となります。
今回の殿堂入り予定カードの通常版を全て作成するために必要な費用は5,560魔素であり、コレクション状況と調達可能な魔素を鑑みて(かんがみて)余剰分の魔素が生じる場合には、その何枚かをゴールデン版で作成するという手順が最適となるでしょう。
一方で、今回の殿堂入りを「魔素を得る手段」として活用したい場合は、未所有レジェンドのゴールデン版を作成することが最も効率的となります(初期費用3,200魔素で+1,600魔素獲得 = 投資利益率50%)。
別項の魔素別チャートも参考にしてください。
殿堂入り予定カードは、1種類につき2枚まで(レジェンドは1枚まで)しか魔素補償の対象になりません。
それ以上の余剰分に関しては魔素が配布されないために、余剰分を還元せずに「スタンダード」の切り替えまで取っておく行為は無意味となります。
余剰分を一斉に還元する「一括還元」の機能は、何の心配もなく今から利用して構いません。
コモン、レア、エピックのカードを「通常版1枚以上 + ゴールデン版1枚」を所有
ゴールデン版の1枚と、通常版の1枚が魔素補償の対象になります。
通常版の2枚目以降は魔素補償の対象になりません。
コモン、レア、エピックのカードを「通常版1枚以上 + ゴールデン版2枚以上」を所有
ゴールデン版の2枚が魔素補償の対象になります。
通常版は1枚も魔素補償の対象になりません。
ゴールデン版の3枚目以降も対象になりません。
レジェンド・カードを「通常版1枚以上 + ゴールデン版1枚以上」を所有
ゴールデン版の1枚が魔素補償の対象になります。
通常版は1枚も魔素補償の対象になりません。
ゴールデン版の2枚目以降も対象になりません。
ゴールデン版と通常版の両方を作るとどうなる?
すでにゴールデン版を2枚(レジェンドの場合は1枚)所有している状況で、通常版を作成したとしても、通常版の方は補償の魔素が配布されずに作成費用を回収できません。
1種類のカードにつき合計2枚まで(レジェンドの場合は1枚まで)が補償の対象であり、ゴールデン版が通常版よりも優先的に補償の対象になるからです。
したがって、そのケースにおける通常版の作成は、ただ単に普段どおりに通常版カードを作成する行為に等しい結果となります。
「スタンダード」が切り替わり、「栄誉の殿堂」入りが果たされるタイミングにおいて、自動的にゲーム内における魔素の配布が実施されます。
プレイヤーは特に何もすることなく、殿堂入り後にログインするだけで補償の魔素を受け取れます。
ログイン時にクリックを連打すると、その魔素配布の納付ウィンドウの表示がスキップされてしまい、毎年恒例の「魔素が配布されていない」という勘違いのクレームの要因となってしまいますのでご注意ください。
「栄誉の殿堂」入りが果たされて魔素が配布された後に、その殿堂入りしたカードを還元することもできます。
還元の仕様は通常時と何ら変わることはなく、普段どおりの還元量の魔素が、カードの消失と引き換えに与えられることになります。
特別に還元量が増える訳ではありません。
弱体化調整が施されたカードの補償は、それが果たされた時点から約2週間だけ、プレイヤーが手動で還元した際の魔素の量が作成時と同等になる措置です。
「栄誉の殿堂」セットに移行したカードは、魔素を消費して作成することが唯一の入手手段になります。
それぞれが以前に属していたカードセットのパックや、ランク戦の報酬の宝箱からは出現することがなくなります。
還元しようとしているカードの将来性によります。
強度や使用率が高く、今後も広く採用される可能性がありそうなカードは、一般的には残しておくことが推奨されます(※参考 … カードのクラフト・ランキング)。
一度還元したカードを作成し直す行為は大きなロスを生じさせます。
主に「スタンダード」でプレイしている場合は、「ワイルド」専用になる「ウンゴロ」「騎士団」「コボルト」の各セットのカードや、すでに「ワイルド」専用であるカード群などは、還元の優先度が高まるでしょう。
「クラシック」セットのカードは、今後も何かと入手する機会が多いので、やはり還元の優先度は高まります。
何がしたいのか――殿堂入りカードをコレクションしておきたいのか、魔素がほしいのか――にもよりますので、別項のチャートや計算機もよく参照して準備していただければと思います。