一度でもクリアを果たしたチャプターは、次回からは高難度のヒロイック・モードでプレイすることができるようになります。
これもファンの要望に応えての再登場であり、ボスたちの体力やデッキの質などが高まるハードなチャレンジとなります。
通常のノーマル・モードは「ダンジョン攻略」や「怪物狩り」よりもやや難度が低く、ヒロイック・モードはそれらよりもやや難度が高いという位置づけであるとのことです。
全5章のチャプターを所有済みにすると、新設された魔力異常モード(Anomaly mode)でプレイすることもできるようになります。
この異常モードを有効にしたチャレンジにおいては、クリアかゲーム・オーバーとなるまでずっと、そのチャプターの対戦中にランダムな効果が両プレイヤーに適用されます。
例えば、異常モードの効果の1つ「荒ぶる魔力」が適用される対戦においては、、両プレイヤーの呪文は追加で1回ランダムな対象にかかるようになります。
「キラメキ」が適用される対戦においては、、高コストのカードを使用したプレイヤーの手札に宝物カードが加わるようになります。
異常モードの効果は全部で18種類用意されていて、開発段階においては以下の効果の数々も明かされていました。
・全てのミニオンは突撃を得る。
・双方のヒーローの受けるダメージ量が増える。
・毎ターンにランダムなミニオンが出現する。
・対戦開始時のマナクリスタルの量が増える。
・対戦開始時に配られる手札の枚数が増える。
ランダムな特殊ルールの環境下で、「酒場の喧嘩」のように一味違うゲームを楽しみたいプレイヤー向けのモードです。
「ダララン大強奪」においては、プレイを始める前のクラス選択を終えると、続いてヒーローパワーと初期デッキの選択に移ることになります。
最初はどのクラスも、基本のヒーローパワー(通常のゲームプレイで使用するヒーローパワー)と1種類の初期デッキしか選べません。
「ダララン大強奪」の攻略の実績に応じて、追加のヒーローパワーと追加の初期デッキがアンロックされ、それぞれをプレイ前に選択できるようになります。
各クラスにつき追加ヒーローパワーは3種類(計27種類)、追加初期デッキは4種類(計36種類)用意されていて、「カードを100枚引く」「ミニオンを30体凍結する」などの特定の獲得条件を満たすことでアンロックされていきます。
アチーブメントの達成(実績解除)に似た制度の拡張システムです。
メイジが選べる追加のヒーローパワーは、ランダムな手札1枚のコストを2減らす「閃きの火花」と、キャラクター1体を凍結する(凍結していたら2ダメージを与える)「フロストバーン」です。
ローグが選べる追加のヒーローパワーの一つは、「ダメージを受けていないミニオン1体に2ダメージを与える」であることが判明しています。
開発段階においては、ドルイドの「ミニオン1体の体力を全回復する」「ミニオン1体に+1/+1を付与する」、パラディンの「2体のシルバーハンド新兵を手札に加える」「ミニオン1体に聖なる盾を付与する」という追加ヒーローパワーが明かされていました。
ヒーローパワーの選択によって、初期デッキや報酬カードの選択傾向が大きく異なるようにもなり、様々なアーキタイプが生じることになります。
全てのクラスには、初期デッキの一つとして「ランダム・デッキ」が用意されています。
これは100%ランダムなデッキという訳ではなく、初期ステージ向けのマナカーブに沿った10カードを選び、ミニオンと呪文をきちんと混在させるセミ・ランダムのデッキ構築であるとのことです。
ローグライクな性質をより高めて繰り返し遊びたいプレイヤー向けのデッキです。
様々なプレイ開始前のオプションが設けられることから、それぞれを選択した際のクリアの達成記録が残されるようになりました。
前回のアドベンチャー「喧嘩祭」においては、27種もの選択可能なミコシが用意されたものの、どのミコシでクリアを果たしたのかという記録が残されませんでした。
多くのプレイヤーのリクエストに応じて、今回では「全5章のチャプター別」「全4種のプレイ・モード別」「全9種のクラス別」「各クラスにつき3種のヒーローパワー別」「各クラスにつき4種の初期デッキ別」に、それぞれのクリアの達成記録が示されるようになります。
各クラス4種の初期デッキで、いずれも異なるヒーローパワーを使用してクリアするにしても、全9クラスで36ものクリア達成パターンが存在するのです(ヒーローパワーと初期デッキを組み合わせるパターンの記録はない)。
1つのチャプターにつき36パターンの達成記録があるのですから、全5章のクリア総合パターンは180にも上ります。
そしてそれは通常モードだけのことであり、ヒロイック・モードも加えれば計360パターンとなります。
そのクリア達成記録全てをゲームに残そうとすると、膨大なプレイ量、戦術の熟知、そして運が必要となることでしょう。
通常モードの全180クリア達成だけでも相当な実績として見なされるはずです。
なお、前述したとおりに、アンロックされたクラスのヒーローで以前のチャプターを再度プレイすることも可能です。
章をさかのぼることは、クリアの記録をコンプリートするには必須となります。