9種のカードの殿堂入り
ドラゴン年においては以下の9種のカードが「栄誉の殿堂」セットに移行し、「スタンダード」では使用できなくなります。
自然への回帰 / ドゥームガード / 神聖なる恩寵 / 月を食らうものバク / ゲン・グレイメイン / 昏き牡鹿 / 黒猫 / きらめく蛾 / ヨドミノヒバナウナギ
公式の見解(※クリックで開く)
自然への回帰
ドルイドは常に柔軟性に富んでおり、またマナ、カード、ミニオンの生成のための様々なツールを取り揃えているが、相手の大型ミニオンを除去するのにはずっと苦労してきた。「自然への回帰」はその弱点を効果的に打ち消し、カードアドバンテージが影響しないマッチアップでの強力な選択肢をドルイドに与えている。これを栄誉の殿堂に移動することによって、ドルイドはクラスのアイデンティティー通り、大型ミニオンの除去に苦労するようになるだろう。
ドゥームガード
悪魔の使役者であるウォーロックはずっと、盤面支配に強いクラスである。ミニオン戦の強さは、破壊的な魔法と同様に、ウォーロックのアイデンティティーの一つであるものの、このクラスの弱点は盤面の優位を失った時にある、という点を強調したい。そのために、ウォーロックが手札から直接出せるダメージを制限したい。強力な突撃ミニオンである「ドゥームガード」は、ウォーロックをクラスのアイデンティティーから外れた方向に向かわせているため、栄誉の殿堂入りすることにしたんだ。
神聖なる恩寵
ここ数年間というもの、数々の強力なアグロパラディンデッキが目撃されてきた。パラディンのアイデンティティーが、潤沢なリソース生成能力を持ち、ミニオンを召喚しミニオンを強化するクラスであることはいいんだが、カードドロー能力がパラディンの長所の一つである必然性はない。「神聖なる恩寵」は、このゲームでも対コスト効果の高いドロー呪文の一つだ。他のクラスの長所を強調し、また将来のアグロパラディンデッキのパワーレベルを一定に保つため、「神聖なる恩寵」を栄誉の殿堂入りすることにしたんだ。
月を食らうものバク&ゲン・グレイメイン
バクとゲンは環境に登場して以来、新しい強力な戦略をもたらしたカードだ。その2つの戦略は、意図した以上にスタンダードで流行しており、ドラゴン年に新登場するものが霞んでしまう恐れがあると感じられたんだ。セットのローテーションによりスタンダードに新たな息吹を与え、ランク戦の健全性を保つため、バクとゲンを栄誉の殿堂入りさせ、1年早くローテーションすることにしたぞ。
また、バクとゲンがもたらす偶数/奇数メカニクスを補足するカードである、「昏き牡鹿」, 「黒猫」, 「きらめく蛾」, 「ヨドミノヒバナウナギ」 の各カードも、併せて栄誉の殿堂に送られることになったんだ。
自然への回帰、ドゥームガード、神聖なる恩寵の3種の「クラシック」カードは、いずれもクラスのアイデンティティーを意図しない方向へ特徴づけていることから「栄誉の殿堂」入りが採択されたとのことです。
中でもドゥームガードは、以前にも開発陣が修正候補として挙げていたカードの一つでした。
驚きとなっているニュースは、あと1年間「スタンダード」に存続する予定であったゲン・グレイメインと月を食らうものバクの殿堂入りです。
「偶数」「奇数」デッキによるヒーローパワーの強化に不満を持つ多くのコミュニティに対して応答した結果と言えます。
この2種のカードの「スタンダード」退場に伴い、「偶数」「奇数」デッキの関連カードである昏き牡鹿、黒猫、きらめく蛾、ヨドミノヒバナウナギもそれぞれ殿堂入りします。
なお、「栄誉の殿堂」セットへ移行されるカードはすべて、所有していれば還元しなくとも作成コストと同等の魔素が配布されることになります。