公式世界大会のアメリカ冬季選手権において、新しいカードセットの「旧神のささやき(原題: Whispers of the Old Gods)」が発表されました!
第3弾の拡張セットとなります。
※拡張セットとは?
既存のカード群に追加される新カードのセットです。
エキスパンションと呼ばれることもあります。
多くの対戦型カード・ゲームで採用されている追加コンテンツです。
一般的には100~200種類の新カードで構成されます。
ブースター・パックと呼ばれる、拡張セット専用のカード・パックを購入することで新カードを入手できます。
それぞれの拡張セットには個別のテーマが設けられ、新カードはそのテーマに沿った内容になります。
ハースストーンの拡張セットも、上記の特徴に従ってリリースされます。
ゲーム内のショップに拡張セット専用のカード・パックが登場します。
これを購入することで、拡張セットの新カードをランダムに入手できます。
入手した新カードは、これまでに収集したカードと同様に、デッキに入れて試合で用いることができます。
新カードは既存のカードとも作用するために、新カードが追加されるたびに戦略の大改革が起こります。
「旧神のささやき」は、大昔に世界を支配していた旧神(Old Gods)の降臨をテーマとしています。
破滅と狂気をもたらす恐るべき旧神たちが主役となります。
Old Gods – Warcraftの邪悪な古神たち
すでに、旧神による汚染が広まり、旧神を崇拝する狂信者が決起している模様です――
全種族にとっての最大級の脅威が、今春にハースストーンに訪れます!
現時点で判明している「旧神のささやき」に関する情報を、まとめて以下に掲載します。
- 2016年の4月末、または5月初頭にリリースされます。
- 134種類の新カードが収録される拡張セットです。
新設されるカードパックという形態で提供されます。 - 「旧神のささやき」カードパックは、他のパックと同様に、ゴールドか実際のお金で購入することができます。
価格も以前までのカードパックと同額です。 - 3月21日(日本では22日未明)より、「旧神のささやき」の特設サイト(http://www.oldgods.com)がオープンします。
- クトゥーン、ヨグ=サロン、ヤシャラージュ、ン=ゾスの4体の旧神が、レジェンド・カードとして登場します。
クトゥーンとヨグ=サロンは、「World of Warcraft」のプレイヤーが実際に対戦した、知名度が高いボスです。
旧神は、デスウィングを支配するなど、これまでに登場したカードの何よりも強大な存在です。 - 今日発表されたクトゥーンは、信者の能力が発動されることによってステータス値が成長します。
「居場所は問わない」と表記されたクトゥーン信者の能力は、自分のクトゥーンが場にいるときはもちろん、クトゥーンが手札にいても、デッキの中にいても、クトゥーンのステータス値を増加します。そしてクトゥーンは、雄叫び能力によって、攻撃力と等しい合計ダメージを敵にランダムに振り分けます。
もちろん、信者の能力によって攻撃力が増加されていると、この雄叫び能力の効果も増強されます。 - クトゥーンのステータス値を成長させるカードは全部で16種類あるとのことです。
クトゥーン以外の旧神は、それぞれ異なるユニークなメカニズムの能力を備えているそうです。 - 既存のカードが、旧神のささやきによって、むしばまれてしまったようです。
戦利品クレクレ君は汚染利品グログロ君に、骨董品のヒールロボは狂闘品のヒールロボに、終末預言者は終末予言的中者に、それぞれ変化してしまいました。 (※既存のカードが実際に変化する訳ではありません。
変化後のカードは「旧神のささやき」セットの新カードであり、変化前と変化後のカードを併用することはもちろん可能です。)
- 「旧神のささやき」のリリースに先立ち、3月14日(日本では15日未明)から「旧神のささやき」カードパックの事前販売が始まります。
50パックのセットを、通常の40パックのセット価格で購入できます。
事前に購入した「旧神のささやき」カードパックは、リリース日まで開封できません。
(※3月12日現在における40パックのセット価格は、PC版は50 USドル、Android版とiOS版は共に6,000円です。) - 「旧神のささやき」カードパックを事前に購入すると、報酬として限定Card Back(カード裏面のデザイン)が与えられます。
過去最高の不気味さを誇るデザインであると、高い評判を得ているようです。
カードパックは開封できませんが、このCard Backは購入した時点で使用できます。 - 高い確率で、事前販売が終了(旧神のささやきがリリース)されると、限定Card Backは二度と入手できなくなると思われます。
また、事前販売は、実際のお金でしか購入できないものと思われます。 - 「旧神のささやき」のリリース日からしばらくの間は、ログインするだけで一度だけ「旧神のささやき」のカードパック3つが無料で与えられます。
(※このキャンペーンの期間はいつまでなのかは判明していません。) - 「旧神のささやき」のカードパックを最初に開封した際には、クトゥーンと邪悪の誘い手2枚の計3枚が、無料でコレクションに追加されます。
クトゥーン信者ばかりが収集されるのに、クトゥーン本体をなかなか得ることができないと、ストレスを生じさせかねないために、この措置が取られたとのことです。
3月14日(日本では15日未明)に新しいパッチが適用され、以下の項目がハースストーンに追加されます。
以下の項目は、来週のパッチの内容に含まれません。
- 「旧神のささやき」の通常販売
- 「旧神のささやき」セットのカードの収集、作成、還元、プレイ
- 「スタンダード・フォーマット」
- 基本セットとクラシック・セットのカードの修正
- 「旧神のささやき」がリリースされると同時に、同セットのカードが闘技場(Arena)にも登場するようになります。
コレクションとして収集していないカードも登場します。 - クトゥーンと、それをサポートするカードは、闘技場では登場しません。
クトゥーンはレジェンド・カードなので、闘技場ではほとんどデッキに入ることがなく、クトゥーンのメカニズムはほぼ活用されることがないからです。
プロモーション・セットのエリート・トーレン・チーフテンとゲルビン・メカトルクに続く、「闘技場で登場しない収集可能なカード」となります。 - 旧神には種族(獣、メカなど)がありません。
「旧神のささやき」では新しい種族は追加されません。 - 「旧神のささやき」セットのシンボル・マークは触手です。
- 「旧神のささやき」がリリースされると同時に、新しい対戦ルールの「スタンダード・フォーマット」が開始されます。※「スタンダード・フォーマット」とは? ↓
ニュース – 「スタンダード・フォーマット」の採用が決定 - 予告されていた基本セットとクラシック・セットのカード修正の内容は、「旧神のささやき」のリリース日が間近となるまで明かされません。
修正のほとんどは、意義的に弱体化となる内容です。
やはりドルイド・クラスの専用カードが中心となるようです。
修正されたカードは、「旧神のささやき」のリリース日から、期間限定で還元時に得られるDust(魔素)の量が増えます。 - ゴールデン版のカードだけを表示させる検索フィルターが追加されるそうです。
(※いつ追加されるのかは判明していません。) - 「拡張セット → アドベンチャー → 拡張セット」という1年の間のリリース・サイクルは、まだ正式に決定されたものではないとのことです。
- ン=ゾスはまだ「World of Warcraft」でも登場しておらず、姿が判明していません。
「World of Warcraft」よりも先に、ハースストーンでその姿が明かされることになります。 - 開発陣のBen Brode氏は、公式に用いられる「旧神のささやき(Whispers of the Old Gods)」の略称は「TOG」および「oldgods」になると発言しました。
「WOG」は人種差別用の単語であることが話題となっていました。 - 「旧神のささやき」が発表された3月11日(日本では12日未明)は、ハースストーンが正式にリリースされた日です。
ハースストーンは誕生2周年を迎えました。