白眼(はくがん)は、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。
3大犯罪組織の一つである「翡翠蓮」に所属している屈強な戦士です。
――深夜のガジェッツァンの裏通りでは、このような忠告が横行しています。
――そう例えられている白眼は、ガジェッツァン市内最強のヒットマンとして恐れられているのです。
白眼の特徴は、何と言ってもその巨大な身体です。
白眼の肩に備え付けられている鐘は、パンダリア大陸の古寺院で鳴らされる鐘そのものであり、いかに白眼が大きく力強いのかを表現しています。
また、小手は酒樽を加工したもので、こちらも白眼の巨大さを物語っています。
この巨体が「疾きこと稲妻のごとし」のスピードで迫るのですから、どれほど脅威であるかは容易に推し量ることができます。
それだけでなく白眼は、シャーマンの精霊術も使いこなします。
古代の自然の精霊を使役(しえき)する術を習熟していて、白眼よりさらに強大な嵐の守護神を降臨させる――あるいは死後に自らを嵐の守護神と化す――奥義も取得しています。
体格、強度、そして語られる伝説の規模が、いずれも規格外の大きさを誇るために、白眼こそが謎の組織「翡翠蓮」の首領であると広く信じられています。
しかしながら、その推測は誤りであり、ほとんどの「翡翠蓮」のメンバーですら知らない秘密の事実が、大富豪の名士アヤ・ブラックポーが「翡翠蓮」の真の首領であるということです。
白眼は、そのアヤ・ブラックポーのガードマンです。
アヤと「翡翠蓮」の中核に危害を及ぼすには、不落の番人・白眼を排除するという、およそ不可能とも思える条件を達成せねばなりません。
白眼は、アヤと同じパンダレン種族であり、アヤと「翡翠蓮」ともども遠方のパンダリア大陸からガジェッツァンに移り住みました。
小柄なアヤの背後では、必ず大柄な守衛の白眼が付き従っています。
3勢力のリーダーがノッゲンフォッガー市長主催のパーティーに出席した際も、3勢力がタランのバーの店内で紛争を起こした際にも、白眼はアヤのすぐそばで護衛を務めていました。
なぜ白眼がアヤに忠誠を誓っているのかは判明していませんが、とにかく白眼はアヤを守ることに全身全霊を賭けています。
白眼のフレーバー・テキストには、彼が「この命、アヤ様のために!」と宣言し、アヤに尽くしている様子が記載されています。
白眼のフレーバー・テキストの「My life for Aya!(アヤ)」は、ゲーム「StarCraft」で登場するProtoss陣営のユニットが発するセリフの「My Life for Aiur!(アイアー)」を由来としています。
Aiurは、Protossの出身地となる惑星であり、Protossにとってはかけがえのない故郷です。