「World of Warcraft」におけるピュートリサイド教授は、大型ダンジョン「アイスクラウン城砦」の第7ボスとして登場する敵対キャラクターです。
アンデッド化したマッドサイエンティストの一人であり、アイスクラウン城内の研究所の主任を務めています。
極めて危険な思想の持ち主ですが、科学者としての能力は超一流であり、毒物の製造やスライム関連の発明、生物を枯れ果てさせる技術、生物から効率よく生を奪う知識に関しては、それぞれ彼の右に出る者は存在しません。
ピュートリサイドに関する特別なストーリーは用意されていないのですが、「良いニュースじゃよー、諸君!」などのセリフを発するふざけた調子とは裏腹に、難解な仕組みを持つエンカウンターを迫る高難度のボスであったため、多くのプレイヤーの記憶に刻まれました。
「処理されなければ延々と拡がり続ける毒のプール」「近接攻撃役が回避せねばならない毒ガス」「当たると大ダメージを被る粘体の爆弾」「他者に移さねば致死にいたる毒」「追いつかれると即死するスライム」等々、10種類以上もある予習が必須な項目を、グループの全員が覚えて適切に対応しなければ攻略することができませんでした。
何度も全滅してトライを繰り返したプレイヤーたちは、戦闘開始時におけるピュートリサイドの「良いニュースじゃよー、諸君! = Good news, everyone!」のセリフを何度も聞かされて、それが否応なく脳裏に焼き付くことになります。
この「Good news, everyone!」というセリフは、アメリカのアニメ「フューチュラマ」に登場するマッドサイエンティストのヒューバート・J・ファーンズワース教授の口癖が由来となっているようです。
同作品におけるファーンズワース教授は、社内のミーティングで決まって開口一番に「良いニュースじゃよー、諸君!」と呼びかけるのですが、それが本当に社員にとって「良い知らせ」であった試しがないそうです。
ピュートリサイド教授の存在を象徴するセリフであり、ハースストーンの「凍てつく玉座の騎士団」においても多用されたのは必然のことでした。
「World of Warcraft」でもハースストーンでも、ボスのピュートリサイド教授は第2フェーズへ移行する際に、自分を強化するためのポーションを飲んで、背中に触手を生やします。
これは旧神ヨグ=サロンの影響下にある触手だと見なされていて、ポーションの副作用によるものであると推測されています。
ピュートリサイド自身は、この副作用と触手の正体を理解しておらず、最初は戸惑うものの、旧神に侵蝕されたことによるパワーアップを実感して結局は満足します。
「凍てつく玉座の騎士団」のレジェンド
<目次>
中立 | ダークフォールンとブラッドプリンス評議会 |
ケレセス公爵 | |
タルダラム公爵 | |
ヴァラナール公爵 | |
中立 | アーファス |
ドルイド | ハドロノックス |
ハンター | ピュートリサイド教授 |
メイジ | シンドラゴサ ―― マリゴスに寵愛された青竜と死竜の女王 |
パラディン | ボルヴァー・フォードラゴン ―― 不屈と犠牲の精神で身を捧げた黒変の聖騎士 |
ボルヴァー・ドラゴンフレイム | |
プリースト | ベネディクトゥス大司教 |
ローグ | リリアン・ヴォス |
シャーマン | ムウラビ |
ウォーロック | ブラッドクイーン・ラナセル |
ウォリアー | ドグサレガオ |
中立 | リッチキング ―― 氷牢より腐敗を司る死霊の総帥 |
アーサス・メネシル ―― 暗黒騎士の王へいざなわれた聖騎士の王子 | |
特別編 | エボンブレードの騎士団 |
デスロード・ナズグリム | |
トーラス・トロルベイン | |
審問官ホワイトメイン | |
ダリオン・モグレイン ―― 死をも厭わぬ大胆不敵の聖剣の担い手 |