ボルヴァー・ドラゴンフレイムは、ボルヴァー・フォードラゴンと同一人物であり、その「凍てつく玉座の騎士団」バージョンとなるキャラクターです。
フォーセイクンの毒によって倒れた後に、アレクストラーザの業火を浴びて復活するも、その影響によって全身が黒焦げの姿になったボルヴァーが描かれています。
全身不随となった自分こそが、アンデッドのスコージ軍の暴走を永遠に抑制し続ける役にふさわしいとして、失われたスコージの主であるリッチキングになることを受け入れました。
ボルヴァーが新生のリッチキングとなった直後は、一部のスコージの抑制が解かれて独特の危険な集団に発展してしまいましたが、時間の経過とともにボルヴァーは死霊の王としての力を身に付け、彼なりにスコージを統率するようになりました。
彼の統率力は、悪魔の軍団が三度(みたび)襲来したときに、いよいよ発揮されることになります。
ボルヴァーはリッチキングとして、世界各地に点在するデスナイトを含むスコージに呼びかけ、結集して悪魔の軍団に対抗する態勢を整えさせました。
アーサスが先代のリッチキングであった頃に、すでにリッチキングとスコージ軍に背いていたデスナイトの騎士団エボンブレード(Knights of the Ebon Blade)とも、ボルヴァーは協力関係を結びました。
エボンブレードが手を貸す見返りとして、ボルヴァーは配下のスコージ軍を動員して、エボンブレードの装備の強化を補助しました。
悪魔に対抗できるアーティファクト武器である両手斧と両手剣を、それぞれブラッド・デスナイトの英雄とアンホーリー・デスナイトの英雄(いずれもプレイヤー)に提供することを果たしたのです。
フロスト・デスナイトの英雄に提供されるアーティファクト武器は、新生のリッチキングであるボルヴァーにとっても因縁深い、魔剣フロストモーンの欠片(かけら)で製造された双刀でした。
凍てつく玉座に馳せ参じたフロスト・デスナイトのプレイヤーに対してボルヴァーは、破壊されたフロストモーンの破片を集めて、フロストモーンの封印から解放されずに残されたままである魂を抑圧せねば、この魔剣を扱うことはできないと説明しました。
その任務を果たして、さらにフロストモーンの所有者であったネルズールとアーサスの幻影に打ち克った(うちかった)プレイヤーは、晴れてフロストモーンの所有者となり、その欠片で形成されたアーティファクトの双刀を入手したのでした。
またボルヴァーは、悪魔の軍団「バーニング・リージョン」の襲来に対して、偉大な英雄たちが個々に立ち向かうのではなく、結集して共闘することでより大きな対抗力をそれぞれ引き出し合うべきだと主張しました。
このことは自身が率いるデスナイト軍にも必要であると考えた彼は、その一環として4名のデスナイトを司令官に選出し、新生の四騎士(The Four Horsemen)に任命して結成させました。
元ホード陣営のオークの将軍ナズグリム、旧帝国ストロムガードの王トーラス・トロルベイン、スカーレット・クルセイドの審問官ホワイトメイン、父も四騎士であったダリオン・モグレインの4人が、ボルヴァー時代のリッチキングに仕える現行のデスナイト四騎士として、名を連ねることになりました。
3代目のリッチキングとなった以降は、ほとんど出番がなかったボルヴァー・フォードラゴンは、悪魔が再来した最新作「World of Warcraft: Legion」において、プレイヤーを含むデスナイトたちを束ねる王として目覚ましく活動しています。
「凍てつく玉座の騎士団」のレジェンド
<目次>
中立 | ダークフォールンとブラッドプリンス評議会 |
ケレセス公爵 | |
タルダラム公爵 | |
ヴァラナール公爵 | |
中立 | アーファス |
ドルイド | ハドロノックス |
ハンター | ピュートリサイド教授 |
メイジ | シンドラゴサ ―― マリゴスに寵愛された青竜と死竜の女王 |
パラディン | ボルヴァー・フォードラゴン ―― 不屈と犠牲の精神で身を捧げた黒変の聖騎士 |
ボルヴァー・ドラゴンフレイム | |
プリースト | ベネディクトゥス大司教 |
ローグ | リリアン・ヴォス |
シャーマン | ムウラビ |
ウォーロック | ブラッドクイーン・ラナセル |
ウォリアー | ドグサレガオ |
中立 | リッチキング ―― 氷牢より腐敗を司る死霊の総帥 |
アーサス・メネシル ―― 暗黒騎士の王へいざなわれた聖騎士の王子 | |
特別編 | エボンブレードの騎士団 |
デスロード・ナズグリム | |
トーラス・トロルベイン | |
審問官ホワイトメイン | |
ダリオン・モグレイン ―― 死をも厭わぬ大胆不敵の聖剣の担い手 |
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