「World of Warcraft」におけるムウラビは、ダンジョンの「ガンドラク = Gundrak」の第3ボスとして登場する敵対キャラクターです。
過去に北方のノースレンド大陸に進出して、様々な障害を乗り越えながら寒冷の地に根城を築いた、ドラッカリ部族に属するアイス・トロルの一人です。
ドラッカリのトロルたちは、ノースレンド北東部の最果ての地方にガンドラクという帝国を設け、そこで精霊術や黒魔術の研究に精を出していると噂されてきました。
その中でムウラビは、ノースレンドに多数生息しているマンモスたちの神のマントス(Mam’toth)に仕えながら、預言者として活動するシャーマンでした。
オブシディアン・デストロイヤーなどの周囲の脅威を排除しながら成長し、たくましく生存してきたドラッカリのトロルたちは、今度はノースレンドの支配を始めたリッチキング率いるスコージ軍と相対することになりました。
過去最大級であるこの脅威に対抗するべく、ドラッカリのムウラビは、マンモスの神マントスを黒魔術のいけにえとして捧げ、マントスが持つ野生の強大な力を得ようとする暴挙に乗り出しました。
しかしながら、そのことを察知したマントスは、自分の力を野蛮なトロルたちが永遠に活用できなくするために、自らを破壊して野生の力の供給を絶ちました。
ムウラビの計画は失敗に終わりましたが、彼はマントスが自己破壊した際に発生させたマントス・クレーターに赴くと、そこにマントスの血が残されていることを発見しました。
そのマントスの血を摂取することで、部分的ながらもマントスのエネルギーを取り込むに至ったのです。
ダンジョンのボスとしてのムウラビが、第2フェーズにおいてマンモスの姿に変身するのは、彼が吸入したマントスの神の力を発動させたことを表しています。
「World of Warcraft: Wrath of the Lich King」においてプレイヤーたちは、非常に排他的なドラッカリのトロルたちが、怪しげな妖術によって不気味に強化し続けていると警告されます。
そして、彼らを放置しておくと厄介な勢力になり得るとして、ドラッカリの帝国であるガンドラクを視察するよう依頼されます。
ガンドラクが陥落した後に、結局はスコージ軍に侵略され尽くして壊滅したドラッカリのアイス・トロルは、わずかな生き残りが他のトロルの部族に合流するという末路をたどりました。
「凍てつく玉座の騎士団」のレジェンド
<目次>
中立 | ダークフォールンとブラッドプリンス評議会 |
ケレセス公爵 | |
タルダラム公爵 | |
ヴァラナール公爵 | |
中立 | アーファス |
ドルイド | ハドロノックス |
ハンター | ピュートリサイド教授 |
メイジ | シンドラゴサ ―― マリゴスに寵愛された青竜と死竜の女王 |
パラディン | ボルヴァー・フォードラゴン ―― 不屈と犠牲の精神で身を捧げた黒変の聖騎士 |
ボルヴァー・ドラゴンフレイム | |
プリースト | ベネディクトゥス大司教 |
ローグ | リリアン・ヴォス |
シャーマン | ムウラビ |
ウォーロック | ブラッドクイーン・ラナセル |
ウォリアー | ドグサレガオ |
中立 | リッチキング ―― 氷牢より腐敗を司る死霊の総帥 |
アーサス・メネシル ―― 暗黒騎士の王へいざなわれた聖騎士の王子 | |
特別編 | エボンブレードの騎士団 |
デスロード・ナズグリム | |
トーラス・トロルベイン | |
審問官ホワイトメイン | |
ダリオン・モグレイン ―― 死をも厭わぬ大胆不敵の聖剣の担い手 |